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投資・資産運用

  (最終更新日:2022.12.3)

FPおすすめの投資信託12選

2023年にむけて検討したい投資信託をFPである筆者が忖度なしで選んでみました。

約6,000種類ある投資信託の中から勧められるがまま投資信託を選んでる方もいるのではないでしょうか。

またこれから投資信託を始める上で自分にあった資産運用が行えるように、インデックス型、アクティブ型、バランス型からそれぞれ4つの投資信託をピックアップしました。

そして今回ご紹介する投資信託はすべて100円から購入できる商品です。

FP厳選 投資信託一覧

投資信託のトータルリターンやリスク、標準偏差とシャープレシオの考え方、利回りの計算などは以下の記事でわかりやすく解説していますので、参考にしてみてください。

目次

FPおすすめ投資信託 インデックス編

日経平均やS&P500などの指標に連動する運用成果を目指すインデックス型(パッシブ型)から紹介していきましょう。

インデックス型の魅力は信託報酬などの運用コストが安い点、バランス良く国や地域や銘柄などを分散してくれる点です。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

FP厳選投資信託 eMAXIS Slim全世界株式

ファンド・オブ・イヤー3年連続受賞の人気投資信託、三菱UFJ国際投信が提供するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。

  • 日本を含む47の国と地域に分散投資
  • 約3000銘柄が対象、世界の主要株を網羅
  • つみたてNISA対応

主要投資先は米国55%、欧州20%、日本10%で、大型から中型株を網羅。GAFAMやNVIDIAなどのハイテク半導体関連株が上位を占めています。

信託報酬もMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドの中では、最安な点も特徴です。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

FP厳選投資信託 eMAXIS Slim先進国株式

こちらも三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim先進国株式インデックス。日本を除く先進国22ヵ国の株式で構成する指数に連動。

  • 米国株が組入の60%
  • 先進国株式ファンドでは最安の信託報酬
  • つみたてNISA対応

MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)をベンチマークとしています。

2020年3月に信託報酬の引き下げを行い、現在は0.10%程度と運用コストが安いのも魅力的で長期保有に向けて検討したいファンドでもあります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

FP厳選投資信託 楽天全世界株式インデックスファンド

楽天投信投資顧問が提供する、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称は楽天・バンガード・ファンド)です。

月次の資金流入がよく、総資産総額が多く分散投資も効率的です。なにより取り扱いしている金融機関が多く購入しやすい点もポイントです。

  • 世界の大中小株の9000銘柄をカバーする指数に連動する運用成果を目指す
  • 海外ETFに手軽に投資
  • つみたてNISA対応

VTとは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとする指標で楽天VTIとも呼ばれています。

日本はもちろん新興国を含む世界中の株式に投資できる海外ETFを主要投資対象としています。

FIREで人気のVTに手軽に投資できる投資信託でもあります。

たわらノーロード先進国株式

FP厳選投資信託 たわらノーロード先進国株式

インデックス型最後はアセットマネジメントOneが提供する、たわらノーロード先進国株式です。

  • 日本を除く先進国株式投資に投資(米国株65%欧州25%)
  • コストと運用成果のバランスがよい
  • つみたてNISA対応

ノーロードと冠しているだけあり、購入手数料がかからなく、換金手数料もかからない投資信託です。

また取り扱い金融機関も多く購入しやすい点もポイントです。

ベンチマークはMSCIコクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース・為替ヘッジなし)を目標。純資産総額も多く効率的な分散投資に期待できる投資信託です。

FPおすすめ投資信託 アクティブ編

ベンチマークを上回る運用成果を目指すアクティブ型の紹介です。

運用成果に関してはファンドマネージャーの力量にかかる面もあり、信託報酬が高めになりますが、その分大きな運用成果を期待できるのと、商品の種類も多く個性的なものが揃っているのも特徴です。

年齢が20〜30代で積極的に資産を増やしたい方にオススメする投資信託です。

スパークス・新・国際優良日本ファンド

FP厳選投資信託 スパークス新優良日本ファンド

スパークス・アセット・マネジメントが提供する、スパークス・新・国際優良日本ファンドです。

  • 日本国内の優良企業を対象に20銘柄程度に厳選投資(例 ソニー、キーエンス、日立など)
  • グローバルに活躍できる日本企業を長期保有
  • iDeCo対応

ベンチマークは設けず、技術力・ブランド力、品質などで独自に分析した銘柄に投資。2008年の設定開始以来、良好なパフォーマンスを上げているのも評価できる点です。

信託報酬と実績のバランスがよい投資信託です。

AB・米国成長株投信Bコース

FP厳選投資信託 AB・米国成長株投信Bコース

アライアンス・バーンスタインが提供するAB・米国成長株投信Bコースです。

米国株の中でも、持続的な成長企業に絞って投資。ナスダック比率60%程度、NYダウ32%程度に分散投資。

  • S&P500指数を超える運用成果を目指す
  • 積極的にリターンを得たい方向け
  • つみたてNISA対応

組入銘柄上位はGAFAMなどの米国のハイテク主力企業です。

netWIN GS テクノロジー株式ファンドBコース

FP厳選投資信託 netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース

米国の大手投資銀行ゴールドマンサックス ・アセットマネジメントのnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)です。

投資先は米国株のみ。こちらもGAFAMなどのハイテク株およびプラットフォーマーを中心に投資しています。

  • ファミリーファンド方式で運用
  • 高成長株をメインに投資

2021年からの米国長期金利上昇の影響を受け、基準価額は一時的に下落していますが、積極運用を狙うなら検討したいファンドです。

ひふみプラス

FP厳選投資信託 ひふみプラス

アクティブ型最後はレオス・キャピタルワークスのひふみプラスです。

  • 国内外の大型株を中心に運用
  • アクティブファンドでは安めの信託報酬
  • つみたてNISA対応

経営戦略など数値化できない定性的情報と数値化できる財務情報などから独自の分析をし成長企業をみつける運用方針です。

純資産総額も急激に増え、小中型株から大型株へとシフトしました。

FPおすすめ投資信託 バランス型編

株式または債券など一方的な金融資産で運用するのではなく、値動きの異なる複数の金融資産で運用することで、リスク分散が特徴の投資信託がバランス型です。

インデックス型よりも多少信託報酬は高めになるが、自動で資産配分のリバランスを行ったり、積極型から安定型などバラエティ豊富な投資信託でもあります。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

FP厳選投資信託 eMAXIS Slimバランス

バランスファンドで1番にオススメするのが三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)です。

国内・先進国・新興国の株式はもちろん、債券、国内外REITなど8資産に分散されています。

  • 8資産均等型では安めの信託報酬
  • 1本で国際分散投資ができる
  • つみたてNISA対応

専門家や投信ブロガーからも好評なのも特徴。8資産に分散しているのでコロナショックなどでも比較的に安定した利回りを提供。

バランス型の投資信託ではまず最初に検討したい投資信託です。

ニッセイ・インデックスバランスファンド

FP厳選投資信託 ニッセイインデックスバランスファンド

ニッセイアセットマネジメントのニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)です。

国内株式と債券、先進国の株式と債券の4資産に分散投資。

  • 株式50%・債券50%の運用スタイル
  • 安めの信託報酬
  • つみたてNISA対応

取扱金融機関も多く購入しやすいのも特徴。株式と債券が半々の割合なので、管理がしやすいのもオススメのポイントです。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

FP厳選投資信託 セゾンバンガードグローバルバランスファンド

セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。

こちらは米国バンガード社が設定した株式50%・債券50%を投資対象としたインデックス型の外国投資証券に投資するファンドです。ファンズ・オブ・ファンズ形式の投資信託でもあります。

  • 国際分散投資が可能
  • 運用実績が安定している
  • つみたてNISA対応

長期投資を前提としているので、信託報酬は0.5%程度と割高ですが、老舗ファンドでもあるので長期にわたる資産形成を検討するならまずはチェックしたい投資信託です。

投資のソムリエ

FP厳選投資信託 投資のソムリエ

バランス型最後はアセットマネジメントOneの投資のソムリエです。

投資対象は国内外株式、債券、REITと8資産に分散投資。安定的な基準価額の上昇を目的として、金融市場の状況に応じて柔軟に資産配分を変化させているのがポイントです。

  • 金融市場に応じて資産配分見直し
  • 8資産に分散投資
  • つみたてNISA対応

信託報酬が1.5%程度と高めで、信託報酬を差し引いたリターンは低めとなりますが、8資産に分散投資できるのであえて紹介しました。

まとめ

インデックス型・アクティブ型・バランス型と計12種類の投資信託をしましたが、他にも検討に値する投資信託はありますが、まずは今回紹介した投資信託を軸に考え、今後の商品選びの参考にしてみてください。

年齢が20代などで若い方はアクティブ型の積極的に運用するもよし、50代や60代などでまとまった運用期間が確保しづらい方は、債券の比率を多いバランス型などで運用するのも一つの選択肢となります。

まずは純資産総額の推移、トータルリターンとコストをメインに検討し、より良い投資信託にたどりつければと思います。

FPオススメ資産運用に役立つ書籍3選

朝倉智也監修 『はじめての投資信託』

金融情報サイトモーニングスター株式会社取締役社長 朝倉智也氏による『はじめての投資信託』投資信託のリターン、コスト、商品選び、NISAなど基本となる情報が網羅された初心者にオススメできる一冊となっています。

新屋真摘著 『はじめての資産運用』

新屋真摘氏による『はじめての資産運用』ファイナンシャルプランナーによる資産形成に向けた商品選びや節税制度など投資信託以外の商品もざっくり紹介している一冊です。資産運用全般についてざっくり勉強したい方にオススメです。

大竹のり子監修『日本一やさしいNISA &iDeCoの学校』

ファイナンシャルプランナー大竹のり子監修による『日本一やさしいNISA &iDeCoの学校』効率よく資産形成するには税金面などのコストに対してもシビアに考えなくてはなりません。貯蓄から投資へのスローガンもあり得する節税制度などはフルに活用すべきです。国が推奨する少額投資非課税であるNISAやiDeCoについてわかりやすく記された一冊です。

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