株式市場概況

  (最終更新日:2022.03.7)

2022年3月7日マーケット概況

2022年3月7日の日経市場は、前営業日-764円06銭(-2.94%)の25,221円41銭と大幅に下落して終了しました。依然としてロシア・ウクライナ情勢が緊迫しており、週末の停戦協議も延期。ロシア国債価格下落による金利上昇。クレジットカードのVISA・マスターおよびアメックスがロシアでの事業中止。投資信託などの金融商品のロシア関連株式や債券の取引停止。ロシアによる新たなウクライナ原子力施設攻撃などにより緊張の高まり、欧州・アジア市場の下落など市場心理の悪化を示したかたちになりました。

先週末のアメリカ市場は、ダウ前日比-179ドル86セント(-0.53%)の33,614ドル80セント、ハイテク関連のナスダックは前日比-224ドル50セントの13,313ドル44セントと小幅に反落。欧州各国によるロシア原油輸入禁止検討など、原油供給低下による原油価格上昇。WTI原油先物は1バレル130ドル50セントと約15年ぶりの高値まで上昇。企業収益悪化リスクなど欧州市場はリスク回避の動きになりました。

東証一部売買代金は概ね3兆7,199億円。売買高は17億5053万株。資源高による鉱業株・石油関連株は上昇。全面安に近い値下がり1920株・値上がり225株、変わらずは35株でした。

テクニカル的には一時1000円程度まで下げましたが、空売りの買い戻しや節目の25,000円まで下落すると売られすぎからの反発を狙った買いなどにより下落幅は600円程度で戻されました。ローソク足は上髭がない始値が高値になる下落の強い1日になりました。5日移動平均乖離率約3.68%。今夜のアメリカ市場次第にもよりますが大幅に反落するような事がなければ自主反発もあり得そうですが、油断出来ない状況に変わりありません。節目となる25,000円から切り返すか、明日の日経でこの25,000円を割り込み24,000円に割り込むと、心理的な悪化が加速し更に下げか強くなる可能性もあります。

想定してたことが現実になった一日でした。この週末の地政学リスクなどで、下落スタートかなと思いましたが、ここまで下がるとは思ってもませんでした。25,000円を割らなかったのは救いですが、日経225先物なんかのレバレッジが高い商品は、どっちに振れるかもわからない状況なので、しばらくは様子見がいいのかなと思います。

VIX指数34ポイント台に上昇。日経平均のPERは12倍台に低下し、アベノミクス相場の平均14倍と比較し割安です。

特に私みたいなプロのトレーダーでない身からするといかに自分の資金を守りつつ確実に増やしていくかを心掛けている身としては、しばらく観望するのが吉なのかなと思います。テクニカルや株化指標などを参考に、決算書から読み取れる財務体力、増配・高配当株をメインに企業分析にあてるべきです。

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