目次
東証市場概況
2023年2月24日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+349円16銭(+1.29%)の27,453円48銭でした。
米国エヌビディア決算が好感され半導体などハイテク株が買われ、ナスダックやSOX指数が上昇したことで、日本市場も買いが先行してスタートしました。
また日銀後任候補の所信演説があり、現行の日銀の金融緩和策は正しいとする見解が日本の利上げ懸念を後退させ相場を底堅いものにしました。
東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコなど半導体主力株を中心に買われました。
反面、日銀の金融緩和スタンスは変わらずとの見方で銀行系などは売られました。
米国市場情報
米国23日の米国市場は反発しました。
NYダウ平均 33153.91ドル(+108.82 +0.33%)
S&P500 4012.32ポイント(+21.27 +0.53%)
ナスダック 11590.40ポイント(+83.33 +0.72%)
本日の米国市場はPCEコアデフレータや労働市場の逼迫さがFRBの利上げ継続につながると嫌気されましたが、織り込み済などで序盤は上昇して取引開始。
上げの勢いはつづかずすぐさま利益確定の売りにおされましたが、エヌビディアの決算内容が好感された点、FRBによる利上げはある程度織り込まれたこと、今夜のPCEコアデフレータの発表などを控えていることなどで買い戻しが入るなどし小幅に3指標そろって上昇しました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆339億円、売買高は12億3456万株でした。
海運筆頭に電機機器、不動産、機械などか買われました。
銀行は売られました。
テクニカルでは抵抗と意識される5,25,75日移動平均線と一目均衡表の転換線をも抜けました。
一目均衡表では前日は雲に支えられ、本日反発しだしたのでトレンド復帰か注目です。
まとめと注目銘柄
休み中に米国FOMCの発表やPPIなど米国の市場の変動性を高めましたが、エヌビディアの決算などで株買いが大きく入りました。
日経VIX指数も下落し、一つの山場は抜けました。
今夜は米国PCEコアデフレータの発表などを控え、強い数値になると米国の利上げが長期化するのではないかと判断されるので注視しましょう。
先週の解説でも半導体は紆余曲折がありながらも長期的には期待される事業なので注目してみましょう!
パワー半導体などのフェローテック(6890)など注目してみましょう。
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