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東証市場概況
2023年2月16日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+194円58銭(+0.70%)の27,696円44銭でした。
米国および欧州各国の市場が堅調な流れをうけ日本市場は買いが先行しました。為替レートも1ドル134台にタッチしたことも輸出株を中心に買われたことも市場を牽引しました。
レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体値嵩株が買われ、ファーストリテイリング、トヨタ自動車など主力株が買われました。
神経質な相場続きの日本市場、節目の28,000円を目指すことができるのか注目です。
米国市場情報
米国15日のNYダウは小幅に上昇しました。
ダウ平均 34128.05ドル(+38.78 +0.11%)
S&P500 4147.60ポイント(+11.47 +0.28%)
ナスダック 12070.59ポイント(+110.44 +0.92%)
取引開始前に発表された小売売上高は市場予想を上回りましたが、長期では鈍化したため徐々に買い戻しの動きが入り3指標揃って小幅に上昇しました。
また英国のインフレ率もピークアウトの兆候が見られ英国市場が最高値更新したことも欧米市場の買いにつながりました。
SOX指数が下落しているので半導体関連は弱いですが、S&P500はヘルスケア、エネルギーセクター以外上昇しています。テクニカル的にも煮詰まり感のある米国市場今後のトレンドに注目です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6373億円、売買高は11億4174万株でした。
東証プライムの値上がり株は1291、値下がり株は479、変わらずは66でした。
その他製品、輸送用機器、ゴム製品、証券・商品先物取引業、海運、電気など景気敏感から金融系の一角が買われました。
パルプ・紙、銀行、水産・農林、倉庫・輸送関連などは下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値をわずかに切り上げ上昇、ボリンジャーバンドの1σに上値を抑えられながら取引を終えました。
1/26から横ばいが続き、動きづらい相場で決算も過ぎ外部要因に左右されやすい相場といえます。
VIX指数は14ポイント台で推移、わずかなネガティブ要因による市場の下振れリスクには少し注意が必要でしょう。
まとめと注目銘柄
インフレの鈍化を示すデータが揃い欧米各国がリスクオンの相場となりましたが、テクニカル的に煮詰まり感がでているので一旦は調整いりしやすいことは念頭にいれましょう。
本日発表された東証投資部門別売買状況では前回まで売越しに転じていた海外投資が2/5〜10では買い越しに転じているので、値頃感に目をつけた海外勢が日本株を買っているので過去のトレンドからいくと上昇に転じやすい相場といえます。
またJNTO(日本政府観光局)が発表した1月訪日者数が約150万人と増加傾向に。インバウンド関連にも注目してみましょう。
トレンドが変わったラオックス(8202)や旅工房(6548)など注目してみましょう。
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