東証市場概況
2023年1月19日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-385円89銭(-1.44%)の26,405円23銭でした。
前日の米国市場が下落した流れを引き継ぎ日本市場も売りが先行して取引スタート、終日軟調な流れで取引を終えました。
米国企業決算で先行きの景気見通しが芳しくなく投資家心理が悪化、日本市場も前日の日銀会合後の急騰による短期的な利益確定の売り、そしてドル円レートも1ドル128円前後と前日から円高傾向になったことも、自動車などの輸出株を中心に売られました。
前日の解説でも本日の昼ぐらいは様子見でもよいと解説。米国を中心に変動性が高まる株式市場、今後の展開に注目が集まります。
米国市場情報
米国18日の米国市場は続落しました。
NYダウ平均 33,296.96ドル(-613.89 -1.81%)
S&P500 3,928.86ポイント(-62.11 -1.56%)
ナスダック総合 10,957.01ポイント(-138.10 -1.24%)
米国PPIおよび小売売上高は市場予想を下回り、インフレ懸念が和らぎ先行きのFRBによる利上げペースが緩むとの期待で取引序盤は買いが先行しました。
その後は上値が重く、米企業決算や利上げによる景気への影響が懸念され続落して取引を終えました。
マイクロソフトが人員削減計画を発表するなど、ハイテク企業や銀行などが相次いで人員削減を示していることから先行きの景気不安が投資家心理を冷やしました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5173億円、売買高は10億5460万株でした。
東証プライムの値上がり株は505、値下がり株は1247、変わらずは86でした。
インバウンド関連など空運、小売の2業種のみ上昇。
輸送用機器、保険、鉱業、銀行など輸出関連、金融関連などは下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値におさまる持ちあい。25日移動平均線が抵抗に意識され、ボリンジャーバンドの1σにも抵抗にあう形となりました。
節目の26,500円も割り込み、明日以降も本日の価格を超えられなければ調整いりすることも念頭にいれましょう。
前日の解説でも過熱感から解消され次第した方がよいと解説。
今夜も米国市場は失業率などの雇用関連指数とフィラデルフィア連銀景気指数を控え、株式市場に影響を与える指標なのでウォッチしましょう。
明日は週末要因で変動が高まりやすいのと、来週末から本格化する国内決算など、思惑による変動などに注意。
大きくポジションをとるには週明けからのほうが懸命といえるでしょう。
この記事へのコメントはありません。