日経市場概況
2022年4月14日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価前日比+328円51銭の27,172円(1.22%)と米国市場の反発の流れを引き継ぎました。
アメリカの長期金利上昇の一服により、直近で押されていた半導体や景気敏感系に買いが集中。
さらに1ドル125円と円安基調継続により輸出銘柄にも買われました。
先日よりお伝えしたいるアフターコロナ物色として空運株も本日は上昇率一位と反発しました。
今後の動向予測含め最後までお読みください。
米国市場
13日の米国市場はNYダウ平均株価前日比+344.23ドルの34,564.59ドル(+1.01%)でした。
S&P500は前日比+49.14ポイントの4,446.59ポイント(+1.12%)
ハイテク関連ナスダックは前日比+272.02ポイントの13,643.59ポイント(+2.03%)と金利上昇一服により強く買い直されました。
3営業日ぶりに反発した米国市場。13日から本格化する決算などの期待感などにより買われました。
長期金利上昇一服などで直近で軟調だったハイテク関連なども買われましたが、四半期決算で大幅減益となったJPモルガンは下落しました。
本日から本格化する米国の決算発表、日本市場も米国決算の影響を受けると予想されますので、価格変動性など神経質な動きになるでしょう。
日経市場
東証プライムの売買代金は概ね2兆3422億円、売買高は10億1005万株でした。東証再編後3兆円を下回る盛り上がりにかける市場ぶりです。東証プライム値上がり株は1346株、値下がり株は442株、変わらずは51株でした。
旅行需要回復の期待から昨日調整された空運業が上昇率一位でした。昨夜のブログで中国のロックダウン解除と物色候補で紹介したユニクロのファーストリテイリングも2%を超える上昇となりました。
テクニカル的にも昨日のブログで解説した上昇幅の目安である27,100円台に突入。次の節目は75日移動平均線がかかる27,300円を超えるかですが、過去の傾向から抵抗になる気配がします。
逆に長期の目安になる75日移動平均線を超えると強い上昇へ転換することになります。
冒頭でお伝えしたように、米国は決算が本格化します。今夜以降から金融株のゴールドマンサックス などの金融関連の業績が注目ポイントです。
金利上昇などで利鞘は拡大しそうですが、足元のロシア・ウクライナなどの地政学リスクなどにより今後の動向が気になります。
明日の日経は週末の金曜日。強く上昇した反動から前場は利益確定などで変動性が高まることが予想されます。そして後場からの動き次第で4/18からの投資銘柄の選定も決まってきます。
直近下落がきつかった半導体などは短期売買を軸に、米国決算を参考にするなら金融関連の業績動向。国内は円安基調でもあるので輸出関連で特に値がさが大きい株などがポイントになります。
個人的にはアフターコロナ後の旅行需要回復から空運株や陸運株が選定銘柄になっています。
明日の取引で大きく下落することなく終えることができると投資家心理は大きく改善したと判断できますので、この週末はアメリカの決算を参考に銘柄選定と保有銘柄の利益確定ポイントやロスカットポイントの価格をしっかり管理するようにしましょう。
この記事へのコメントはありません。