目次
東証市場概況
2023年4月17日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+21円31銭(+0.07%)28,514円78銭でした。
前週末の米国市場が下落のなか、日経先物は上昇した流れのなか日本市場も買いが先行して取引が始まりました。
買い一巡後は、日米ともに決算シーズンや米国長期金利の動向、米国市場の下落などで利益確定の売りも入るなど方向感のない相場となりました。
米国利上げ不安の中、ドル高・円安が進んだことで輸出株が相場を下支えする場面もあるなどしました。
米国大手銀行決算を頼りに国内三菱UFJなどのメガバンクが買われました。
米国市場情報
米国14日の米国市場はNYダウは反落しました。
NYダウ平均 33,886.47ドル(-143.22 -0.42%)
S&P500 4,137.64ポイント(-8.58 +0.21%)
ナスダック総合 12,123.47ポイント(-42.83 -0.35%)
週末の米国市場は3指数揃って下落しました。
週末に発表されたコア売上高は予想以上に減らず米国景気の堅調さを示しました。FRB高官が高止まりしているインフレや労働市場の堅調さに言及し、タカ派よりの発言をしたことで米国金利が上昇したことで株式市場が下落しました。
しかしJPモルガン、シティなど大手銀行の決算で金利収入が想定以上に増えたことが好感され銀行セクタが堅調な動きになり市場を支えました。
VIX指数なども17ポイントと下落していることも踏まえると利益確定の範囲内と言える相場です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆2224億円、売買高は9億5129万株でした。
東証プライムの値上がり株は920、値下がり株は820、変わらずは95でした。
海運、銀行、ゴム製品、空運、輸送機器など景気敏感株が上昇しました。
卸売、鉱業、小売、石油・石炭など内需、エネルギー関連は下落しました。
テクニカルでは上下の髭のある短い陰線で上値の重たさを意識させるローソクです。やや迷いに近い形ですが決算相場、今夜からの米国市場の動向などを見極める形となります。
特段売り込まれるような要因はなく、堅調な動きが予想され利益確定の売りをはさみつつ、節目の28,000円をサポートとした上昇トレンド継続となるか注目です。
まとめと注目銘柄
日本市場は方向感が定まらないなか7日続伸と強さをみせつけた取引となりました。
今週決算の銘柄は少なくやや全体相場に左右さらる一週間となると予測します。
バフェット氏の思惑で先週大きく上昇した商社株は利益確定におされました。
景気敏感を中心に物色、相対的に内需、ディフェンシブは軟調となるので決算予定日を確認しつつ景気敏感、内需・ディフェンシブをスピーディに物色してみましょう。
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