目次
東証市場概況
2023年4月4日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+99円27銭(+0.35%)の28,287円42銭でした。
米国ISM製造業景気指数が市場予想を下回ったことでFRBによる利上げ懸念が後退、原油価格高騰でNYダウのエネルギー株が買われたことで日本市場は小幅に続伸しました。
ファーストリテイリング、ダイキンなど主力値嵩株が買われ、東京エレクトロンは買われ、アドバンテストは下落するなど半導体セクターは高安まちまちな結果となりました。
米国市場同様、エネルギー関連や医薬品などディフェンシブ銘柄が総じて買われました。
原油高騰による物価高などインフレ率、そしてFRBによる金融政策にどのような影響があるのか、今後のFRB高官の発言に注目です。
米国市場情報
米国3日の米国NYダウは続伸しました。
NYダウ平均 33601.15ドル(+327.00 +0.98%)
S&P500 4124.51ポイント(+15.20 +0.37%)
ナスダック 12189.45ポイント(-32.46 -0.27%)
週明けの米国市場はOPECプラスの追加減産でエネルギー株を筆頭に上昇し、ヘルケアなどディフェンシブ株が主に買われるなどダウを牽引しました。
ISM景気指数は市場予想を下回ったことで長期金利が下落。ハイテク株には追い風になりやすいですが、ナスダックは下落しました。
原油価格が上昇することで物価上昇などの懸念が再燃、景気減速が懸念されたことも市場をまちまちな結果にさせました。
週末は聖金曜日で祝日を挟むためやや様子見ムードになりやすい相場と言えそうです。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8866億円、売買高は11億6100万株でした。
東証プライムの値上がり株は869、値下がり株は853、変わらずは93と値上がり値下がりが半々となりました。
前日まで下落が続いていた海運が上昇率トップ、その他製品、鉱業、電気・ガス、陸運がしっかり。
鉄鋼など高配当バリュー株は下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値をわずかに切り上げ上昇。下髭の長い陽線で日本市場の底堅さが認識されます。
買われすぎのサインなども顕著には出ていませんが、外部要因で影響されやすいことには注意しつつ売り込まれるほどの相場ではないことは確かです。
調整が入りつつも上昇トレンドが継続する流れに注目です。
まとめと注目銘柄
前日の解説でも原油価格高騰によるエネルギー株は注目としたことで、本日もインペックスなとが買われました。
しばらくは注目となりますが、原油高騰により鈍化傾向にあったインフレ率が上昇する可能性があり、FRB高官も頭の痛い問題と発言しています。
近々では利上げ停止がおおかたの予想でしたが、原油高騰によるインフレの上昇で再度利上げの可能性も否定はできないので継続して動向は注意する必要があります。
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