目次
東証市場概況
2023年4月3日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+146円67銭(+0.52%)の28,188円15銭でした。
前週末の欧米市場が継続して上昇した流れを受け、日本市場も買いが優勢でした。
米国ナスダックは上昇しましたが、日本市場は中国への半導体規制などがやや警戒され、東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体装置関連株は利益確定などの下落に押されました。
全体的にはバリュー株が総じて買われましたが、高値では利益確定に押されるなど、やや調整入りの形となりました。
米国市場情報
米国3/31の米国市場情報は続伸しました。
NYダウ 33,274.15ドル (+415.12 +1.26%)
S&P500 4,109.31ポイント (+58.48 +1.44%)
ナスダック総合 12,221.91ポイント(+208.44 +1.74%)
朝方発表のPCEデフレータがコア指数ともにインフレの鈍化を示したことが好感され3指数揃って上昇しました。
銀行株不安が後退し、注目はFRBによる利下げ期待となりインフレが鈍化したことでFRBが利下げさらるとの期待で投資家心理が好転しました。
長期金利が下落したこともハイテク株の支えになりナスダック指数を押し上げる要因となりました。
テクニカル的にも調整をはさみながら上昇を目指す形となった米国市場、4月も引き続き注目が集まります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8278億円、売買高は11億7975万株でした。
東証プライムの値上がり株は1448、値下がり株は341、変わらずは45でした。
原油価格の上昇で鉱業、石油・石炭などの資源関連株が上昇率上位、ほか直近下落のきつかった銀行などの金融関連も上昇しました。
海運、ゴム製品のみ下落のほぼ全面高の流れになりました。
テクニカルでは上下に髭のある陰線で迷いの形になりました。
日銀短観発表により上値を抑えられる形にはなりましたが、まだ買われすぎのサインもなくどちらか一方的に動くと判断するには早いと言えます。
まとめと注目銘柄
新年度および4月初めの相場は明るい形での取引となりました。
東証による低PBR株への対応への思惑で低PBR株が物色されました。
半導体関連は中国への輸出規制などありますが、3月の上昇からくる利益確定の側面もあります。
OPECプラスでは原油の追加減産となり原油価格が上昇、引き続き資源関連は注目となります。
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