目次
東証市場概況
2023年3月30日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-100円85銭(-0.36%)の27,782円93銭でした。
欧米市場は堅調な流れの相場となり、時間外の日経225先物指数は上昇しましたが、ざら場の日経平均は配当権利落ち日などが影響し反落しました。
下げ幅は250円超まで下落しましたが、安値では値頃感からの買い戻しもあり、下げ幅は限定的でした。
配当権利落分が260円弱と想定されてたことを踏まえると、実質上昇したとみていいでしょう。
レーザーテックやファーストリテイリングなど主力値嵩株はしっかり買われ、海運などは軟調な値動きとなりました。
年度末、月末、週末を迎える明日の日本市場、来週からの新年度に向けて銘柄を物色するタイミングです。
米国市場情報
米国29日のNYダウは反発しました。
NYダウ平均 32717.60ドル(+323.35 +1.00%)
S&P500 4027.81ポイント(+56.54 +1.42%)
ナスダック 11926.24ポイント(+210.16 +1.79%)
金融危機の後退、欧州市場の堅調な動き、FRBによる利下げの期待から3指数揃って上昇しました。中国のハイテク株指数の上昇からナスダックも上昇しました。
VIX指数も20ポイントを下回り米国市場はやや落ち着きを取り戻しました。
週末はPCEコアデフレータの発表とFRBがインフレ率の参考とする指標が発表される予定ですので注目です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆9680億円、売買高は12億7527万株でした。
東証プライムの値上がり株は517、値下がり株は1258、変わらずは43でした。
ゴム製品、精密機器、空運、電気機器、電気・ガスのみ上昇、石油・石炭、証券・商品先物取引などは下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値におさまる持ち合い。
下髭の方が長い陰線で、25日移動平均線に支えられる形になりました。
明日以降27,500円にサポートされて新年度から上昇トレンド復帰になるか注目する形となりました。
まとめと注目銘柄
配当権利落を迎え市場予測分の下げ幅となったことは日本市場の底堅さをみせました。
日経225、TOPIXは下落のなか、マザーズなどの小型株は上昇と小型中型株が物色する流れとなりました。
新年度からは次の四半期に向けて買われる銘柄の選定に注目です。
chatGPTなどのAIやDX、またその膨大なデータを蓄積するハードに使用される半導体関連などは継続して注目。
本日発表の投資部門別売買状況では外国人投資家は売越しとなっていることを踏まえると、大きなポジションをとるよりは少額で様子見をしながら先述の銘柄から参入してもよいでしょう。
バッテリー関連のGSユアサ(6674)などもテクニカル面で注目してみましょう。
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