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東証市場概況
2023年3月29日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+365円53銭(+1.33%)の27,883円78銭でした。
米国市場が軟調な相場をよそに日本市場は配当絡みの買いで支えられるなど終始、安定した相場となりました。
円高・ドル安を追い風に、時間外の米国株価指数の上昇も手伝い、後場からは一段と上値を追う展開で上げ幅を拡大しました。
米国市場情報
米国28日のNYダウは小幅に反落しました。
NYダウ平均 32394.25ドル(-37.83 -0.12%)
S&P500 3971.27ポイント(-6.26 -0.16%)
ナスダック 11716.08ポイント(-52.76 -0.45%)
金融不安後退で反発した米国市場は利益確定の売りに押されました。金融不安は後退したものの、依然として銀行株への警戒はやや残りました。
そして金融不安後退後は米国金利の動向が注目され始め、政策金利の影響を受けやすい2年金利が4.0%を超え始めるなどし、ハイテク株の上値が重い原因となっています。
週末にかけて発表されるPCEデフレータなど市場の注目はインフレ率へと戻り始めました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆3011億円、売買高は13億6674万株でした。
東証プライムの値上がり株は1734、値下がりは78、変わらずは23でした。
海運のみ下落の鉱業、ゴム製品、輸送機器などを筆頭に32業種上昇のほぼ全面高となりました。
テクニカルでは25日移動平均線、一目均衡表の基準線を超えるなど上昇トレンドへ向けての準備をはじめました。
権利日、週末、年度末要因をこなしながら週明けからの展開が注目です。
まとめと注目銘柄
権利日がらみにしては大きく上昇した日本市場、欧米の金融不安が払拭されない中としては優秀な成績ではないでしょうか。
昨年の3月末の配当落ち日以降は300円ほど下落しましたが、配当落ち以降の切り返しに注目で来週以降にむけて銘柄を物色するのも良いでしょう。
銀行、保険が切り返してきたので注目してみましょう。
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