目次
東証市場概況
2023年3月6日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+310円31銭(+1.11%)の28,237円78銭でした。
前週末の強い米国市場流れを受け日本市場もリスクを取った買いが先行しました。
米国長期金利が3.9台へ下落したことでハイテク株を中心に買い戻され、ソフトバンクグループなど主力値嵩株が買われました。
節目の28,000円台を復帰。今週は明日に予定されている米国パウエル議長発言、週末に日銀黒田総裁が最後の日銀金融会合と上値では利益確定の売りに押されました。
日米ともに今後の株式市場のトレンドが決まる今週、今後の動向に注目です。
米国市場情報
米国3日のNYダウは続伸しました。
NYダウ平均 33390.97ドル(+387.40 +1.17%)
S&P500 4045.64ポイント(+64.29 +1.61%)
ナスダック 11689.01ポイント(+226.03 +1.97%)
週末の米国市場はサービス業PMI、ISM非製造業景気指数が市場予想よりも上回り、FRBによる利上げが警戒され一時的に株式市場に動揺を与えましたが、あく抜け感もあり3指標揃って上昇しました。
4%台にあった米国長期金利も3%台に下落したこともハイテク株を中心に買い戻しの動きにつながりました。
テクニカルではトレンドの流れが変わる形ですが、今週は3/7,8にパウエル議長発言や、週末には雇用統計の発表が予定されており、こちらも米国内外の株式市場に少なからず影響を与えると言えますので週半ばからは神経質な展開となるでしょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7449億円、売買高は10億9054万株でした。
東証プライムの値上がり株は1191、値下がり株は579、変わらずは65でした。
精密機器、海運、電機機器、卸売、金属製品、輸送用機器など総じて景気敏感系と内需の一角が買われました。
鉱業、パルプ・紙、保険業、医薬品などは下落しました。
テクニカルでは12/14の高値ラインを超え上昇。上昇トレンド復帰の前準備といった形で、今週の中央銀行イベントをこなしながら11/24の高値である28,500円のレンジを抜け出すかがポイントとなります。
まとめと注目銘柄
前週末のISM非製造業景気指数では利上げを肯定するような結果内容でしたが、市場はあく抜け感などでリスクオンの流れとなりました。
明日からのパウエル議長発言がネガティブなものにならなければ短期的には米国市場は上値を追う動きとみています。
日米ともにハイテク株が物色され、前回決算で大きく下落したソフトバンクグループ(9984)が切り返してきたので注目してみましょう。
また陸運では神戸電鉄(9046)もテクニカルではいい位置にありますのでウォッチしてみましょう。
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