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東証市場概況
2023年2月13日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-243円66銭(-0.88%)の27,427円32銭でした。
前週末の米国市場のまちまちな結果を受け日本市場もリスク回避の売りに押されました。明日は米CPI発表、国内は決算ピークもあり一方的にポジションを傾けることはなく、下値では押し目買いもはいるなどしました。
三井松島ホールディングスなど業績の上方修正が好感された銘柄はしっかり買われ、日銀総裁人事の思惑で金融緩和修正などで銀行株が買い戻されるなどしました。
米ナスダックの下落を受け国内半導体関連は売られました。
決算も本日でピークを終え、明日以降米CPIなど週半ばまでは外部要因に左右されやすくなる相場といえそうです。
米国市場情報
米国10日の米国市場はNYダウは上昇、ナスダックは下落のまちまちな結果となりました。
NYダウ平均 33869.27ドル(+169.39 +0.50%)
S&P500 4090.46ポイント(+8.96 +0.22%)
ナスダック 11718.12ポイント(-71.46 -0.61%)
前週末の予想以上に強かった雇用統計により、FRBによる利上げが長期化、ターミナルレートがさらに引き上げられる可能性が懸念され高PERのハイテク株などが売られました。
今週は米国CPIの発表を控えているのでその結果次第では市場の変動性に注意しましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6670億円、売買高は11億5925万株でした。東証プライムの値上がり株は583、値下がり株は1181、変わらずは72でした。
鉱業が大きく買われ、海運、鉄鋼、石油・石炭、銀行など、好決算を材料や手がかりとした買いが入ったほか、次期日銀総裁人事思惑による金融関連の買いなどが入りました。
精密機器、電気機器、金属製品などは売られました。
テクニカルでは前週末の高値と安値を切り下げ下落。5日移動平均線、ボリンジャーバンド1σ、一目均衡表の転換線を割り込み下落しました。下値は75日移動平均線にぶつかり反転。
一時400円を超える下落となりましたが、支えとしたいポイントでは買い戻しも入ったので思ったほどの投資家心理の悪化ではなく調整の範囲内でしょう。
問題はどこまで調整が進むかとなりますが、株価の先読みはできませんが一つの目安としては25日移動平均線が横たわる27,000円としてポイントとします。
まとめと注目銘柄
14日未明に公表される米CPIもはさむことで週前半は神経質な展開としていました。
FRBによる利上げ見通しは情報が錯綜しているので市場の変動性は高まっていますが、何もないことの方が珍しいので、長期的な視点では一喜一憂しなくてもいいといえます。
特に来年からは新NISAなども始まりより投資がしやすくなる状況になるので、国内外のETFや外国株(筆者は米国株を推奨)など今のうちから勉強するのも一つです。
米国株では前週末ディフェンシブ株がダウを支えたので、国内も主要企業の決算終えた銘柄からファンダメンタルがよく内需やディフェンシブ株も視野に選定してみましょう。
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