東証市場概況
2023年2月7日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-8円18銭(-0.03%)の27,685円47銭でした。
米国市場が長期金利警戒および日本時間今夜未明にパウエル議長の発言があり内容を見極めたい思惑から利益確定の売りが先行しました。
日本市場は昨日に続いて日米金利差拡大の思惑から1ドル132円台と円安に推移していることで、輸出関連銘柄を中心に物色されました。
また米長期金利上昇で銀行株なども買われ、日本市場は買いが先行、一時上げ幅を100円超まで伸ばしましたが、決算ラッシュおよび今夜のFRBパウエル議長の発言を見極めたい思惑から利益確定の売りに押され、小幅安で取引を終えました。
米国市場情報
米国6日の米国市場は続落しました。
NYダウ 33891.02ドル(-34.99 -0.10%)
S&P500 4111.08ポイント(-85.40 -0.61%)
ナスダック 11887.45ポイント(-119.51 -1.00%)
週明けの米国市場は、前週末の雇用統計の結果を受け、利上げ後退が遠のくとの懸念から続落しました。
米国長期金利が上昇したことでハイテク株などが下落しました。
VIX指数も5%超に上昇、20ポイントは下回っていますが、わずかなネガティブな発言などでも敏感に反応することに注意しましょう。
日本時間の明日未明にバイデン大統領およびパウエル議長発言が予定され、その発言内容を見極めたいことでやや様子見相場となりました。
下落基調にあった米国長期金利がテクニカルでは上昇するような形になってきたので注視する必要があります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6424億円、売買高は11億2651万株でした。
東証プライムの値上がり株は901、値下がり827、変わらずは108でした。
銀行が大きく上昇、ほかその他金融、繊維製品、保険、化学など金融関連から素材系が買われました。
鉄鋼が大きく下落、ほか不動産、非鉄金属、鉱業が下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値におさまる持ち合い。やや様子見の形で、今週の決算やパウエル議長の発言などのイベントで大きく動きづらい相場です。
前日にも述べましたが、同業種でも決算結果により名案がわかれているので、決算が終わった銘柄から参入するスタンスが懸命でしょう。
本日決算のミツウロコG(8131)は23年3月期決算において連結経常利益を88.1億円とし、23年3月期通期経常利益予想を54.4億円(前期比38.1%)に上方修正しました。
テクニカル的にも一目均衡表の雲を支えられているのでチェックしてみましょう。
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