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東証市場概況
2023年2月1日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+19円77銭(+0.07%)の27,346円88銭でした。
前日の米国市場が大幅に反発した流れを受け日本市場も朝方は買いが先行し、節目の27,500円を超える場面もありましたが、すぐさま戻り待ちの売りに押され下落、小幅に反発して取引を終えました。
日本時間2日未明に公表されるFOMCによる政策金利と発言、中国PMIが基準の50を下回る49.2ポイント、米ハイテク企業の決算ピークなどを見極めたいなど要因が複雑に絡み合い神経質な展開となりました。
米国市場情報
米国31日の米国市場は反発しました。
NYダウ平均 34,086.04ドル(+368.95 +1.09%)
S&P500 4,076.60ポイント(+58.83 +1.46%)
ナスダック指数 11,584.55ポイント(+190.74 +1.67%)
取引開始前に発表された米雇用コストが市場予想を下回ったことで、利上げへの懸念が和らぎ3指標そろって上昇しました。
明日のFOMCでは0.25%の利上げにおさまるとの見方は強いですが、利上げ停止がいつになるのかなどの方向性などパウエル議長の発言に注目が集まります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8570億円、売買高は11億900万株でした。
東証プライムの値上がり株は749、値下がり株は1014、変わらずは73でした。
海運が大幅に上昇、鉱業、保険、鉄鋼、サービス、卸売など景気敏感から内需などが買われました。
陸運、ガラス・土石は下落しました。
テクニカル的には前日の高値と安値は切り上げて形では上昇ですが、上下に髭のある陰線で本日も27,500円を抵抗と意識されました。
また本日も一目均衡表の雲に支えられていますが、FOMCの内容次第では調整いりすると下げがきつくなることに注意しましょう。
まとめと注目銘柄
いよいよ公表されるFOMC政策金利。そしてその発言内容に注目が集まりますが、0.25%の利上げが織り込まれている以上、ターミナルレートと利上げの停止がいつなのかを探る展開となるでしょう。
警戒されるような内容でなければ投資家心理は改善すると思われますが、週末は雇用関連の発表などこれまた様子見を伺う展開も予想されます。
日米ともに決算ピークである以上、無理に売買するよりかは決算を終えた銘柄から順次物色する形でよいでしょう。
ファンダメンタルがしっかりした銘柄はしっかり買われているので今のうちから注目きてみましゃう。
住友理工(5191)など決算後に直近の高値を超えたので注目してみましょう。
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