東証市場概況
2022年9月6日の東証市場は5日ぶりに小幅に反発しました。
日経平均株価は前日比+6円90銭(+0.02%)の27,626円51銭でした。
米国市場休場のため、中国・上海市場を手掛かりに小幅に反発、朝の取引開始時は売りが先行しましたが、売り一巡後は値頃感と1ドル141円台の円安を頼りに、そして休み明けの米国市場の反発を期待した買いなど一進一退の動きとなりました。
ただ景気減速懸念は根強く、欧州・ドイツ市場の軟調な動きなどで上値は重く、プラス圏に転じたあとは戻り待ちの売りに押されました。
ディスコやアドンテスト、SUMCOなどの半導体関連の一角も買われました。
米国市場情報
米国5日の米国市場はレイバーデイのため休場でした。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆1250億円、売買高は8億5021億円でした。東証プライムの値上がり株は883、値下がり株は850、変わらずは104でした。
精密機器、鉄鋼、非鉄金属、繊維、輸送用機器などの景気敏感株と素材系株、そして医薬品のディフェンシブ株などバランスよく買われました。反面サービスは売りがきつく、昨日に続き空運は売られ、海運も売られました。IHIや三菱重工などの重工形の一角も買われました。
テクニカル的には前日や高値と安値を切り上げて形では上昇。5日移動平均線とボリンジャーバンドの-1σの抵抗にあい上髭の方が長く実体の短いローソクで、迷いの形となりました。200日移動平均線に下値を支えられ、節目の27,500円には支えられていますが、引き続き調整が進みやすい位置にあることは念頭にいれておきましょう。
日経VIX指数は19.72(-14.93%)と20を下回りましたが、今週は昨日述べたようにECB政策金利やメジャーSQなどのイベントを控え神経質な動きになりやすいでしょう。
先月より解説していますように、TOPIX2%安、マザーズ指数+0.42%、TOPIX small+0.21%で、中型株や小型株なども注目してみしょう。
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