日経市場概況
2022年7月11日の日経市場は休日をはさみ続伸しました。
日経平均株価は前日比+295円11銭の26,812円30銭(+1.11%)でした。
参院選の自民党議席過半数確保により安定政権が好感され買いが先行しまし、一時は節目の27,000円を超えました。
買い一巡後も1ドル137円と円安基調も追い風に自動車などの輸出関連株が買われました。
午後からは香港や上海などの中国アジア市場および米国株価先物指数の下落により上値を抑えられました。
昨日のブログで指摘した、節目の指標となる付近で抵抗にあい跳ね返されましたが、悲観するほど大きく売り込まれることもなく底値はかたく取引を終えました。
米国市場情報
週末の米国市場は反落しました。
米国時間7/8のNYダウは前日比-46.40ドルの31,338.15ドル(-0.15%)でした。
S&P500は前日比-3.24ポイントの3,899.38ポイント(-0.08%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+13.96ポイントの11,635.31ポイント(+0.12%)でした。
米国6月非農業雇用統計が市場予想を上回り、FRBによる利上げ加速が警戒されましたが、下げ幅は限定的でした。
アップルなどの主力ハイテク株が買われナスダック指数は小幅に上昇しましたが、様子見ムードは強く、13日のCPI発表をにらんだ相場といえます。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6522億円、売買高は11億5248万株でした。東証プライムの値上がり株は1624株と全体の9割が上昇、値下がり株は189株、変わらずは25株でした。
週末押された医薬品が本日は上昇率一位、精密機器などが買われました。
テクニカル的には75日移動平均線、一目均衡表の基準線で抵抗にあいましだが、節目の27,000円を超えることができました。
一時的に27,000円を超えただけで、底値をかためたとは言えないので、6/28みたいに27,000円にタッチして下落していくこと視野に、明日以降の市場に注目するようにしていきましょう。
安川電機(6506)はコンセンサス予想を上回る経常利益151億円でしだか、通期予想達成率20.5%との結果を受け本日は5.6%安でした。
多額の利益をあげても株価も下がると思うと株も難しいと思いますが、市場が正しいとはこの事です。
業績がいいことには越したことはないですが、それだけでは株価は決まらないということですが、ファンダメンタルが良い企業は粉飾などのネガティブなことが起こらないかぎりは大きく売り込まれることもないと言えます。
衆院・参院ともに自民党による長期安定政権により、人材・DX・環境などに関連する銘柄は注目するようにしましょう。
今週は米国CPI、そして国内外決算など個別銘柄の選定が忙しくなりそうです。
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