日経市場概況
2022年6月28日の日経市場は4営業日続伸しました。
日経平均株価は前日比+178円20銭の27,409円47銭(+0.68%)と節目の27,000円を超えて取引を終えました。
米国市場金融引き締めと週末の急反発による利益確定などで3指標揃って下落した流れを受け売り優勢で取引開始。売り一巡後は米国時間外の株価指数の反発、1ドル135円台と円安基調も手掛かりに徐々に上昇していきました。
引けにかけては円安により恩恵を受ける輸出関連、景気敏感株や内需関係にも買いが広がり幅広い銘柄に買いがはいり、節目の27,000円を超えて取引を終えました。
6月末の配当権利付き売買日の今日、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
週明けの米国時間6/27の米国市場は反落しました。
NYダウ平均株価は前日比-62.42ドルの31,438.26ドル(-0.20%)でした。
S&P500は前日比-11.63ポイントの3,900.11ポイント(-0.30%)
ハイテク関連ナスダック指数は前日比-83.07ポイントの11,524.55ポイント(-0.72%)
金融引き締めによる景気減速の懸念は根強く3指標揃って下落しました。下げ幅は限定的で先週末800ドル以上と急ピッチで買われた反動の利益確定、機関投資家の資産配分見直しの思惑買いも加わり小幅に下落しました。
メルクやユナイテッドヘルスなどのディフェンシブ銘柄が買われました。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆8093億円、売買高は12億2685万株でした。東証プライムの値上がり株は1498株、値下がり株は292株、変わらずは48株でした。
資源高により鉱業が上昇率一位、空運株のみが利益確定に押され下落しました。
テクニカル的には抵抗と意識された25日移動平均線と一目均衡表の基準線をまたぎながら27,000円を超えて取引を終えました。
昨日のブログで解説したように、週後半にかけて米国の重要な経済指標発表を控えており結果次第で変動性の高まる相場が予想され、積極的に上値を追う動きになりづらいことも念頭におきましょう。
米国NYダウのテクニカルでみても25日移動平均線手前で抵抗にあっていて、株式市場のトレンド転換を確認するにあたって、今夜以降NYダウがこの25日を超え32,000ドルを目指すかがポイントになります。
先述した経済指標を無難にこなし32,000ドルを復帰する形になれば投資家心理もポジティブに、反対に抵抗にあい跳ね返される形になるとしばらく調整局面いりすることも念頭におきましょう。
精密機器や卸売業などは出遅れ感がみられますので注目、食料品などは利益確定の売り注意しましょう。
この記事へのコメントはありません。