日経市場概況
2022年6月8日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+290円34銭の28,234円29銭(+1.04%)でした。
米国市場3指標上昇の流れを引き継ぎ日経市場も半導体などのハイテク株を含む幅広い銘柄が買われました。
米国市場同様中国の経済回復と、国内の金融緩和継続、円安基調も追い風となり3/30以来およそ2ヶ月ぶりに28,200円へ突入しました。
昨日のブログでも意識とされる200日移動平均線を支えに上昇継続するかがポイントと解説、投資家心理はポジティブな方向へと改善したと確認できる相場でした。
SQを明日に控えた日経市場、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
米国時間6/7の米国市場は続伸しました。
NYダウ平均株価は前日比+264.36ドルの33,180.14ドル(+0.80%)でした。
S&P500は前日比+39.25ポイントの4,160.68ポイント(+0.95%)でした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+113.86ポイントの12,175.23ポイント(+0.94%)でした。
7日の米国長期金利が3%台に突入しましたが、8日に2.9%台へ下落。ハイテク株を中心に買い直され3指標そろって上昇しました。
米国小売大手ターゲットが在庫調整のため値引きなどのため業績を下方修正。他の小売とともに売られましたが、長期金利の低下、中国の経済正常化など直近のきつい下落の反動もあり買い直されました。
テクニカル的には33,000ドル付近を揉み合いで金利の変動による一進一退、週末の米国CPIも控え様子見ムードが伺えます。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆101億円、売買高は13億38万株でした。東証プライムの値上がり株は1413株、値下がり株は356株、変わらずは69株でした。
長期金利上昇一服により銀行株は売られました。不動産や卸売など出遅れ銘柄などが買われました。
テクニカル的には冒頭で説明した節目となる200移動平均線に支えられながらの28,200円台到達。3/30より下落入りしている日経市場では達成感と損失のまま持ち越ししていたポジション整理による利益確定の売りに警戒が必要です。
調整をはさみながら3/25の28,300円を上抜ければ日経平均株価29,000円を目指す勢いになると予想されます。
前日の日銀による金融緩和継続により円安継続となり日経市場も引き継ぎ円安の恩恵を受ける銘柄が幅広く物色されました。どこまで円安がつづくかは未知数ですが、円安が続く限りは利益の出やすい銘柄投資に専念すべきでしょう。
明日以降はSQや週末要因など変動性は高まることが予想されます。確認ポイントとしては200日移動平均線のある27,900円を支えに下値を固めるかがポイントです。この価格帯に支えられれば相場のトレンドは相当強いと言えるでしょう。
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