日経市場概況
2022年6月7日の日経市場は小幅に続伸しました。
日経平均株価は前日比+28円05銭の27,943円95銭(+0.10%)でした。
1ドル132円という円安を追い風に自動車など円安の恩恵を受ける輸出関連株に買いが入りました。
節目の28,000円に突入後は満足感から利益確定が進み200日移動平均線に支えられる形で取引を終えました。
日銀黒田総裁による強力な金融緩和継続のニュースなど、円安の天井はみえづらくなった日経市場、今後の動向など本日もよろしくお願いします。
米国市場情報
米国時間6/6の米国市場は小幅に反発しました。
NYダウ平均株は前日比+16.08ドルの32,915.78ドル(+0.05%)でした。
S&P500は前日比+12.89ポイントの4,121.43ポイント(+0.31%)でした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+48.64ポイントの12,061.37ポイント(+0.40%)でした。
中国・北京のコロナウィルスによる行動規制緩和により景気正常化の期待などにより買われ、上げ幅を一時200ドル以上広げました。
買い一巡後は先週末の米国雇用統計の堅調な結果による利上げ警戒から上値押さえられました。米国長期金利が1ヶ月ぶりに3%台へ上昇し、益回りの低い株は売られました。
原油価格の下落により先週末買われたシェブロンは売られました。ナイキやウォルトディズニーなどの消費関連株も売られました。
反対に金利上昇による収益改善の思惑でゴールドマンサックス や、ディフェンシブ銘柄である保険銘柄やヘルスケアのユナイテッドヘルスなどは買われました。
日経市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6762億円、売買高は11億7458万株でした。東証プライムの値上がり株は1031株、値下がり株は728株、変わらずは79株でした。
鉱業や輸送機器などの輸出関連や石油関連など景気敏感株や原油関連は上昇率上位でした。
空運株などは利益確定により売られました。
昨日のブログの解説で200日移動平均線を超えるか注目と解説。本日は終値に支えられる形で取引が終わりました。トレンドは継続と言いたいところですが少ない売買代金での上昇、上下に髭のあるローソクなど迷いの形が見られます。
本日も節目の28,000円到達後は利益確定に押され、200日移動平均線に支えられてはいますが、加熱感が否めないので下げに転じるとしばらく調整に入るおそれがありますので買いポジションの銘柄は注意するようにしましょう。
明日以降も200日移動平均線に支えられながらも節目の28,000円を超えるかが鍵になります。
ドルに続きユーロ円も140円に突入しました。本日のニュースにもありましたが、日銀は低金利という金融緩和継続。円安による生活苦には目を背けている印象です。
正直なところどこまで円安基調が進むかはわかりませんが、円安で恩恵を受ける銘柄の利益は伸ばせるとこりまでは伸ばす戦略でよろしいかと思います。
全体相場的には買われすぎのサインもありますので、利益確定ポイントはチェックするようにしましょう。短期的な空売りをするならゴム関連株なども注目するのもよさそうです。
電気機器や証券業などは値頃感で見られますので買いの銘柄選定で物色するのも良さそうです。
この記事へのコメントはありません。