日経市場情報
2022年4月6日の日経市場は大幅に下落しました。
日経平均株価は前日比437円68銭安の27,350円30銭)(-1.58%)と米国FRBの量的引き締めを積極的に行うとの発言もあり米国株価指数下落を引き継ぎました。
米国市場
昨夜の米国市場はNYダウ平均株価は前日比280ドル70セント安の34,641ドル18セント(-0.80%)でした。
S&P500は-57.52ポイントの4,525.12ポイント(-1.26%)、ハイテク関連ナスダック指数は前日比-328.39ポイントの14,204.17ポイント(-2.26%)となりました。
金融引き締めに慎重だったFRB議長が量的引き締めを急ピッチで行うと発言したことで、アメリカ長期金利が2.6%第台に急上昇。高PERのハイテク関連が厳しい売りを浴びました。
またロシアへの経済制裁追加なども景気や市場の先行きに不透明感を与え、リスク回避の売りが目立ちました。
日経市場
東証プライム市場の売買代金は概ね2兆7911億円。売買高は11億7486万株でした。東証プライムの値上がり株は259株、値下がり株は1545株、変わらずは35株と全体の約8割が下落しました。
コスモスエネルギーHD(5021)が旧村上ファンド系による株式取得で思惑買いが発生し、石油石炭株全体の業種指数を上げました。配当権利確定後から強烈な売りを浴びた海運株は本日も下落率一位でした。
昨日のブログで動きにくい相場と言いましたが、本日は明確に下向きに窓開けをして下げに転落。75日移動平均線をまたぎながら取引を終了。
次のポイントとして、25日移動平均線がかかる26,800円前後で下げどまるかもしくは反転するかの目安になると思われます。
不安定な相場でもディフェンシブ系銘柄も候補になりますが、足元の円安基調や資源コスト増などこちらも懸念事項になります。
アメリカ市場を参考にするなら医療や医薬品などが物色の対象になります。
今後の懸念事項としては、やはりロシア・ウクライナの地政学リスクによる資源高、そしてインフレによる金利動向など。さらに為替も継続してウォッチしていくことになります。普段からわたしはウォッチしていますが…
いかに損失を抑えることを念頭に株投資をしているわたしの考えですので一概に正解とは言えませんが、リスク管理は株式投資の基本なので引き続き市場の動向は注意して見守るようにしましょう。
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