前回のブログでもご紹介した『樺沢紫苑 アウトプット大全』が面白かったので、同著者の『学び効率が最大化するインプット大全』も読んでみました。
読んでみた実感としては著者はインプットに対し無駄がなく効率的に生きていると印象です。精神科医が本業で、40歳以降から20冊以上出版、YouTube配信・Twitter・Facebook・ブログと毎日更新。そしてネタ仕入れのてめの情報収集に読書…でも睡眠はしっかり7時間以上と、24時間濃密に勢力的に過ごされています。堀江貴文さんの『多動力』みたいな生き方ですね。
スマホの登場で昔に比べ情報過多の現代で、日々しなくてもインプットされる情報の97%は無駄であり、何気なしにインプットされる情報のうち人間の記憶に残るのはたったの3%だとのこと。『究極の時間の無駄遣い』とはこのことです。
ワークライフバランスなどの働き方改革など、労働生産性向上と自己成長のために、学校を出てからも勉強し続けなければ取り残されてしまう現代で、学んだ知識を定着させていくためにはアウトプット前提(著書ではAZと呼ぶ)で、インプットすることが重要です。この事は『アウトプット大全』からの流れで、インプットとアウトプットは表裏一体です。人に話すことやノートやメモに書くこと、TwitterやブログなどのSNSに自分なりにまとめて発信すること、インプットしたことをアウトプットしないままだと記憶として残らないのです。人に教えることなどアウトプット前提でインプットすることは脳が適度な緊張状態になり、より観察する力が増えるとのことです。
私がYouTubeなどをやろと思ったのも、自分自身の勉強と自己成長のためでもあります。ただ本を通じ、自分はまだまだ情報収集に関しては非効率な時間を使っていたんだなと反省しました。
ニュースアプリやTwitter、はてはWebサイトなどブックマークから飛んではニュースやウェブの更新などを行っていましたが、Googleアラートを使えば、あらかじめ設定しておいたキーワードに関連する情報がGmailに送られてくる機能があることを知りました。
こんな感じに、『投資』というキーワードを設定しておけば、それに関連するニュースなど自動で送ってくれる便利なアイテムです。
RSSリーダーも私のiPhoneに入っているのですが、全く有効活用してませんでした。ニュースアプリ立ち上げては閉じる、Webサイトを開いては閉じるなどの無駄な動作が時間の無駄遣いだと著者は指摘されてました。言われてみればって感じですし、使い慣れたように使うのみで便利なツールをあるのに使っていない自分は思考停止していたんだなと気付かされました。
メンターに学ぶというのは、一理あると思いました。私は趣味でカメラや映像編集をしているのですが、知り合いのカメラマンさんの写真の撮り方や動画の撮り方、はては編集仕方などそっくり真似することで撮影や編集の仕方を覚えました。『学ぶ』の語源は『真似る』のように、まずは何か自分のものにしたいことはメンターを見つけ、そしてそこから学ぶのが効率のいいインプットだと感じます。
本などからの得る知識も大切ですが、遊ぶことの重要性も説いておられ、旅行に行くこと、人に会うことなどは、脳への刺激と活性化にも有効だということです。何歳になっても衰えることのないように脳を元気にするには、週2時間以上の運動を取り入れ、健康であることも人生100年時代を生きる上では重要なことです。
私もつい最近までそうでしたが、社会人大学や社会人大学院など、大人の学び直しが注目を浴びつつある現代、働きながらでも効率よくインプットし知識として定着させる、そのための重要なエッセンスが書かれた一冊です。資格や検定など、大人も勉強することが大切な現代人にお勧めできる一冊です。
通信制大学編入、FP取得などもっと前に読んでおけば良かったと思いました。書店には頻繁に行く私ですが、インプット大全やアウトプット大全、売り場にあるのは認識していたのですが、この手の本はあまり読まなかったんですが、読んでみたら新しい気付きでいっぱいでした。これからは効率よく情報収集し、FPとしてわかりやすくアウトプットしていきたいと思います。
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