(最終更新日:2018.10.18)

ワインド釣法

タチウオの釣果もちらほら出ているので、私が秋のタチウオ釣りで行うワインドについて書いてみようと思います。

ワインドとは…

3/8ozから3/4ozのワインド専用ジグヘッドにワインド用ワームをセットし、ロッドをしゃくりながらリグをダートまたはS字で泳がせて魚を釣る釣法です。

釣れる魚種は幅広く、タチウオ始めシーバス、サバなどの青物も釣れたりする万能なリグでもあります。

タチウオだと7月〜10月ぐらいが数釣りのハイシーズンで11月ごろになると釣れる数は減りますが、釣れるサイズは大きくなってきます。


タックルについて

ロッド

8フィートぐらいのエギングロッドやシーバスロッドがあればワインドを行うことはできます。私もワインドを始めた当初は、シマノ セフィアci4 86Mのエギングロッドでワインドをしていました。

しゃくり続ける釣りなので、腕への負担は大きく疲れやすいので現在はワインド専用ロッドを使用しています。

各メーカー、ワインド専用ロッド自体あまり出ていないのですが、メジャークラフトでたまたまワインド専用ロッドが出ていたのでそちらを買いました。

メジャークラフト、『クロステージ』シリーズのワインドロッドが私が使用しているロッドです。長さは8フィート6インチ・ミディアムパワーで3/8ozから3/4ozまでの重さのルアーが投げられるロッドです。

同じ8ft6iでもグリップ長が違います

エギングロッドの8フィート6インチとでは全体の長さは同じですが、グリップ部分が長いので脇に挟んでしゃくれるので、腕への負担はかなり軽減されるようになりました。

バットパワーもエギングロッドよりかはあるので20グラム前後のメタルジグとの相性も良くて小型の青物にも負けないくらいのバットパワーがあります。

エギングロッドでも代用出来ますが、しゃくりやすさとパワーではワインドロッドに軍配が上がりますので、ワインドで一日通して釣りをするなら一本あっても良いと思います。

リール

リールは2500番〜3000番台のリールがあれば良いと思います。エギングで使用するような2500番シャロースプールのリールでも無理なく釣れた事があります。不意に青物などの引きの強い魚が来た時の保険として私は、3000番台の深溝スプールタイプのリールを使用しています。

今はシマノから出ているツインパワーC3000を使用しています。PE1号が400m巻けるスペックです。もちろんワインドでそこまで長さは必要ありませんので下糸を巻いて200m程度にして使用しています。

稀にシーバスなんかが釣れる時があるのでPEライン200mくらいはあった方が良いと思います。

ドラグ性能と良いシマノのギヤの滑らかさからくる巻き心地の良さ、HAGANEコンセプトからくる耐久性と堅牢性は、海釣りでの不意な大物とも余裕でやり取り出来るので、ツインパワークラスのリールが一個あれば安心して海で釣りが出来ると思いますのでおススメです。

ラインシステム

ラインはPEライン0.8号〜1号ぐらいがメインになります。PEライン0.8号だとエギングタックルでそのまま流用でき、ワインド専用タックルで小型のメタルジグとかもやりたいと思うならPEライン1号ぐらいを使っておくと良いと思います。

リーダーはフロロ2号〜4号ぐらいが扱いやすいです。ただ2号ぐらいの細さだと、タチウオの鋭い歯で切られてしまうのでワイヤーリーダーが必須になります。4号の太さでも切られたりするので基本タチウオを狙う時は、ワイヤーリーダーを付けた方が安心感はありますが、どうも私はワイヤーリーダーとの相性が悪くてワイヤーリーダーを結ぶとアクションが変わるのかあまり良い釣果が出ないような気がします。

釣れる事は釣れますが、絶対的な安心感が欲しければワイヤーリーダーは使って損は無いと思います。リーダーを切られてしまうとリグや リーダーを結ぶ時間ももったいないですし。

その辺は好みによります。

ジグヘッド&ワーム&小物類

ジグヘッドは3/8〜3/4ozのワインド専用ジグヘッドを使います。オンスタックルデザインの『ZZヘッド』やエコギアの『POWER DART HEAD』が有名です。ちなみに私も上記の二つのジグヘッドを使用しています。特に違いも無くどちらも使い易いので使用しているだけです。

ジグ部分のカラーも違いがあって、私の個人的なローテーションは、

夜光カラー :夜
ゴールド及びグロー系: 朝まずめ・晴れ・曇り
ナチュラルカラー: 日中から夜の一日通し

自分が釣れたパターンとしてはこんな感じです。

タチウオは光に反応する習性があるため、夜間の場合はUVライトでジグヘッドや夜光カラーのワームを蓄光させて使うと釣果が良くなります。

ジグヘッドの重さは1/2ozを基本にして水深や狙うレンジ、潮の流れの強弱で使い分けています。

朝まずめや夕まずめなどの活性が上がる時間帯は3/8oz〜1/2oz程度の表層を意識した軽めのジグヘッドで狙い、地合いが過ぎた後は1/2〜3/4oz程度の底を意識した重めのジグヘッドに変えたりして使い分けています。

ワームの種類も豊富にありますが、特にこだわりが無ければエコギアの『パワーダートミノー』あたりを使っていれば間違いないと思います。私もこれしか使ってませんので。

カラーも特にこだわる必要は無いですが、夜など暗い時間帯は蓄光タイプの夜光カラーが一番釣果がいいです。朝まずめや昼間はブルーやピンクなどのカラーで充分間に合うと思います。

シーズン序盤は90㎜前後の小さめのワーム、シーズン終盤や沖堤防など大きめのサイズが釣れる時は105㎜ぐらいのサイズのワームを使用しています。

メジャークラフトからはフックとワームがセットになったワインドキットも販売していますので、初めての方はそちらを買ってみるのもありかなと思います。

後はアシストフックも必要です。タチウオは捕食が下手な魚なので、ジグヘッドに付いているフックじゃバラす事が多いので、アシストフックは必須になります。

夜の暗い時間帯には『ケミホタル』も必需品になります。暗い水中においてケミホタルの光がバイトマーカーにもなりうるので夜間でのワインドの際はあった方が良いと思います。

以上今がシーズンのワインドについて書いてみました。タチウオが好調なのでぜひ参考にしてみて下さい。良い釣行を。

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