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東証市場概況
2023年4月19日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-52円07銭(-0.19%)の28,606円76銭でした。
米国市場がまちまちな結果を受け日本市場もやや利益確定に押されるかたちとなりました。
8日連騰した日本市場は利益確定押されましたが下げ幅は限定的で、決算を見極めたいムードになりました。
レーザーテックやキーエンスなどハイテク株が軟調となりました。
今月の日銀会合の思惑で保険や銀行など金融関連は堅調となるなどしました。
米国市場情報
米国18日のNYダウは小幅に反落しました。
NYダウ平均 33976.63ドル(-10.55 -0.03%)
S&P500 4154.87ポイント(+3.55 +0.09%)
ナスダック総合 12153.41ポイント(-4.31 -0.04%)
本日の米国市場は方向感のないまちまちな相場となりました。取引序盤は決算を発表したゴールドマンサックスの営業収益が市場予想を下回ったことが嫌気され下落。ジョンソン&ジョンソンも決算は好調だったもののワクチンの今後の見通しなど先行きが不透明なことが嫌気されダウ指数の変動を高めました。
売一巡後は中国経済の堅調さなどを手がかりに買い戻され米国3指数は横ばいになりました。
ボスティック総裁は利上げはあと一回は必要と発言しましたが、市場の反応は限定的となりました。
総じて市場は決算内容を見極めたいムードが強く、来月開催のFOMCを意識した相場と言えます。
VIX指数も16ポイント台と低水準となり一旦は大きく反転しやすいことは念頭に入れましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆3673億円、売買高は9億4380万株でした。
東証プライムの値上がり株は638、値下がり株は1081、変わらずは116でした。
保険、銀行が上昇率上位。精密機器、海運などは下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値におさまる持ち合いで、上下に髭のある陰線で迷いの形となりました。
前日の解説でもオシレータ系は高値に警戒としていたので調整の範囲といえます。
28,500円をかためる動きとなり、一時的な調整におされても3/9の高値を更新するか注目です。
まとめと注目銘柄
欧州は堅調のなか米国はゴールドマンサックス やジョンソンアンドジョンソンがダウ指数を下落させました。
景気後退懸念は和らぎましたが、直近の上昇および決算をみきめたい動きが出始め日米共にやや身動きのとりづらい相場に突入しました。
日経平均ではRSIなどやや下落に警戒する形となり節目の28,000〜28,200円付近をサポートの目安としたいところです。
本日発表の訪日外国人数は約180万人と3ヶ月連続で上昇傾向でインバウンド関連に期待が集まります。
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