目次
東証市場概況
2023年4月14日の東証市場は6日続伸しました。
日経平均株価は前日比+336円50銭(+1.20%)の28,493円47銭でした。
米国生産者物価指数(PPI)が前回よりも鈍化したことで、利上げ停止がはやまるとの思惑で米国市場が3指数揃って上昇、日本市場もその流れを受け買いが優勢となりました。
節目の28,500円を一時的に超え約1か月ぶりの高値迫る勢いでしたが、決算シーズンなどで高値では利益確定の売りに押されました。
小売業の決算が本格化するなか前日の決算発表で業績の上方修正を発表したファーストリテイリングが大幅に上昇するなど、好決算銘柄が物色されるなどしました。
米国市場情報
米国13日の米国NYダウは反発しました。
NYダウ平均 34029.69ドル(+383.19 +1.14%)
S&P500 4146.22ポイント(+54.27 +1.33%)
ナスダック 12166.27ポイント(+236.93 +1.99%)
注目されていたPPIが市場予想を下回ったことでインフレ鈍化が認識され、FRBによる利下げへの期待が先行し3指数揃って上昇しました。
取引序盤は開始前に発表された新規失業保険申請数が市場予想23.5万件に対し23.9万人とやや上回ったことで景気減速が懸念され下落して始まりましたが、PPIの物価指数が鈍化したことの方が市場にとってはポジティブに捉えられ株買いの流れになりました。
AmazonがAWSを利用したAIサービスを開始すると発表したこともナスダックを牽引しました。
週末は小売売上高と景気動向、そしてJPモルガンなど大手金融機関の決算など本格的に米国企業の決算となり日本にも少なからず影響を及ぼすのでウォッチするようにしましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆9323億円、売買高は11億2794万株でした。
東証プライムの値上がり株は1234、値下がり株は519、変わらずは82でした。
卸売、小売、倉庫・輸送関連、水産・農林と総じて内需が上昇率上位になりました。
海運、輸送用機器など景気敏感株が下落しました。
テクニカルでは前日から窓をあけて上昇。短い下髭の陽線で強さを表す形となりました。
3/9の価格帯に迫る勢いで、本日の値動きをみていると28,500円が意識される印象です。
達成感から日米ともに一旦は利益確定の売りが入ってもおかしくないですが、トレンドは継続するとみています。
まとめと注目銘柄
日本市場が波に乗り出し6日続伸となり、やや先行きは明るくなってきました。
ユニクロや高島屋など小売は好決算が相次ぎました。人流が再開、インバウンド増加など小売、サービスは継続して注目してみましょう。
東京エレクトロンなど半導体は高値を切り下げつつあるので、下落トレンドに注意するようにしましょう。
AmazonのAIサービスなど、AIやDXは長期で注目でテラスカイやJDSC、エクサウィザーズなどウォッチしてみましょう。
この記事へのコメントはありません。