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東証市場概況
2023年4月13日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+74円27銭(+0.26%)の28,156円97銭でした。
米国市場がまちまちな動きだったことで日本市場も取引開始時は売りが先行、節目の28,000円を割り込んで取引が始まりましたが、押し目買いなども入りプラス圏へ反転して取引を終えました。
キーエンスやファーストリテイリングなど値嵩株が買われたほか、前日の決算が好感されたイオンも物色されるなどしました。
反面レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体主力株は下落、総じてメガバンクなど金融関連などは冴えない動きとなりました。
底堅さが認識される日本市場、今夜のPPIの結果が注目されます。
米国市場情報
米国12日のNYダウは反落しました。
NYダウ平均 33646.50ドル(-38.29 -0.11%)
S&P500 4091.95ポイント(-16.99 -0.41%)
ナスダック 11929.34ポイント(-102.54 -0.85%)
取引開始前に発表された米CPIは全て市場予想を下回りインフレが鈍化していることを示し時間外の取引で上昇したことで、取引序盤は買いが優勢でした。
その後は未明に発表される3月FOMC議事要旨の発表を控えることで方向感のない動きでしたが、議事要旨発表後はSVB銀行破綻など関係なく利上げが継続することが嫌気されました。
またリッチモンド連銀バーキン総裁はインフレ抑制のために利上げに前向きな発言をしたことも投資家心理を悪化させましたが、決算シーズンということで一方的な方向に傾くことはなくやや方向感にかける様子見相場となりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4060億円、売買高は9億7229万株でした。
東証プライムの値上がり株は943、値下がりは786、変わらずは106と拮抗する形となりました。
医薬品、小売、倉庫・運輸、その他金融、サービス、不動産など総じて内需関連が物色されました。
鉄鋼、空運、証券・商品先物取引、その他製品、石油・石炭など景気敏感系が下落しました。
テクニカルでは髭のない陽線で丸坊主。上げの強さをみせました。
下値は一目均衡表の雲をサポートとして上昇、一旦調整をはさみながらトレンド継続となりました。
まとめと注目銘柄
朝方は下落して上昇したものの終わってみれば値頃感もあり力強く上昇した日本市場。
イオンなど決算を意識した物色もあり、堅調な動きとなりました。
今夜は米国PPIの発表を控え、動揺するような結果じゃなければやや堅調な動きになるといえます。
本日発表の投資部問別売買状況では2週連続で外国人が買い越しで、割安感のある日本株を物色したことが伺え、前例からいくと2〜3週間ごとに買いと売りを繰り返しているので、継続してウォッチする必要があります。
エイトレッド(3969)などテクニカルでは強く切り返したので注目してみましょう。
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