目次
東証市場概況
2023年4月10日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+115円35銭(+0.42%)の27,633円66銭でした。
前週末発表の米国雇用統計、失業率が市場予想とほぼ同じとなり投資家心理がやや好転しました。
金曜は米国市場が休場で米国株時間外指数が堅調な流れとなったことを手がかりに、日本市場も買いが優勢となりました。
取引開始後は200円超まで上げ幅を拡大しましたが、買い一巡後は今夜からの米国市場再開、今週の米国CPIなどで少ない商いの中、やや様子見ムードとなりました。
ファーストリテイリングなどの主力値嵩株が買われ、ソフトバンクグループ、ファナック、東京エレクトロンなど半導体関連銘柄は下落しました。
米国市場情報
週末の米国市場は休場でした。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね1兆9114億円、売買高ひ8億2018万株でした。
東証プライムの値上がり株は1332、値下がりは415、変わらず88でした。
海運、その他製品、鉱業、保険、ゴム製品が上昇しました。
パルプ・紙、倉庫・運輸、ガラス・土石が下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げました。
上下に髭のある陰線で5・25日移動平均線と一目均衡表の基準線が高値に意識されました。
下値は一目均衡表の雲が意識される形で、一方的に傾くこともなく迷いの形となりました。
一目均衡表の雲にサポートされ、明日以降27,200円を割らずに支えられるかがポイントです。
まとめと注目銘柄
週末の米国雇用統計は市場予想通りとなったことでややリスクを取る形になりました。
今週は米国CPIや中国CPIなど直近のインフレ率の参考となる指標が発表されます。
今月の原油減産の影響は反映されませんが、来月以降の物価には注目です。
そして日本国内は小売業を中心に決算が発表され、米国はシティグループやJPモルガンなどの大手金融機関の決算発表が予定されSVB破綻の影響など今後の見通しの発言に注目されます。
明日11日は世界経済見通しの発表もあり今後の経済の動向などを知る参考としたいです。
週末のブログで安川電機の決算について紹介。本日0.91%安となり、来期の業績予想が特段サプライズにかけ下落しました。
今週から5月にかけて決算ピークとなるので、決算後は変動しやすいので投資先の決算発表日はチェックするようにしましょう。
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