目次
東証市場概況
2023年4月7日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+45円68銭(+0.16%)の27,518円31銭でした。
米国市場が小幅に上昇した流れを受け日本市場もやや買いが先行しました。
一時的にマイナス圏に沈む場面もありましたが、空売りの買い戻しや値頃感からの買いなどもありましたが、少ない売買代金などやや様子見となりました。
東京エレクトロンやファナックなど国内ハイテク主力株が買われましま。
値幅は限定的で、今夜の雇用統計および米国市場の休場などで一方的に上値や下値を模索する動きにはならず迷いの相場となり、決算も予定されている国内市場来週からの動向に注目です。
米国市場情報
米国6日のNYダウは続伸しました。
NYダウ平均 33485.29ドル(+2.57 +0.01%)
S&P500 4105.02ポイント(+14.64 +0.36%)
ナスダック 12087.96ポイント(+91.10 +0.76%)
取引開始時は失業保険新規申請数が市場予想を上回り、労働市場が軟化していることが売りが優勢でした。
しかし、徐々に値頃感からくる買い戻しや、空売りの買い戻しも入り、3指数そろって小幅にプラスで終えました。
今夜も雇用統計の発表および聖金曜で休場なのでやや様子見といえる相場でした。
週明けもFOMC議事要旨の発表などもあり、来週に備えた動きになりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね1兆9995億円、売買高は8億2000万株でした。
東証プライムの値上がり株は1146、値下がり株は595、変わらずは94でした。
海運、銀行、精密機器、保険、空運など景気敏感から金融関連が総じて買われました。
電気・ガス、小売、鉱業、食料品、医薬品と資源関連の一部と、内需およびディフェンシブが下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値におさまる持ち合い。一目均衡表の先行スパン1に支えられる形で大きく売り込まれることもなく、一方的にどちらかに振れるわけでもなく様子見ムードとなりました。
下値は200日移動平均線など意識されやすい付近で下げ止まっており、決算も本格化していく来週以降まで方向感が出にくいといえます。
まとめと注目銘柄
空売り比率が高まっている中でもっとも空売り比率が高かった海運が本日は上昇率一位となりました。短期の反発狙いでは面白いかもしれませんが、来期の業績予想は今のところ芳しくないとの見方で注意深くしておく必要があります。
今夜は米国NFP非農業部門雇用者数の発表が予定され、グッドフライデーで米国市場が休場により市場への反応が日本時間の来週火曜となります。
週明け月曜の日本市場は方向感が掴みにくいことが予想され、来週からの決算相場などで決算を思惑とした買いなどが入りやすいといえます。
本日決算だった安川電機(6506)は2023年2月期本決算は売上高5560億円、営業利益683億円と増収増益でした。
会社予想の経常利益では達成率98.8%でしたが、コンセンサス予想は710億円をわずかには上回りました。
週明けにこの結果がどうマーケットが評価するのか注目です。
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