目次
東証市場概況
2023年3月28日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+41円38銭(+0.15%)の27,518円25銭でした。
欧米市場が金融不安後退により投資家心理がややポジティブになったことを受け、日本市場も小幅ながらリスク選好で買われました。
直感軟調だった銀行株が買われるなど日本市場も欧米市場の流れをくみ買われました。
反面、米国ナスダック指数やSOX指数の下落を受け半導体関連は軟調な動きとなりました。
権利確定日を明日に控える日本市場、週末にかけて底値をかためることができるのか注目です。
米国市場情報
米国27日の米国市場は続伸しました。
N Yダウ平均 32432.08ドル(+194.55 +0.60%)
S&P500 3977.53ポイント(+6.54 +0.16%)
ナスダック 11768.84ポイント(-55.12 -0.47%)
週明けの米国市場はSVBの買収引受先の決定などが好感され銀行株を中心に買い戻しもあり続伸しました。
反面、金利上昇(債券価格下落)により高PER株のナスダック指数は小幅に下落となりまちまちな結果となりました。
金融不安がやや解消したことで株式市場にはやや株買いの流れになりつつありますが、ロシアがベラルーシに核兵器配置などの報道など地政学リスクにはやや警戒が必要です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆3613億円、売買高は10億5418万株でした。
東証プライムの値上がり株は684、値下がり株は1046、変わらずは106でした。
銀行、鉱業、石油・石炭、非鉄金属、保険、証券・商品先物取引など金融関連が総じて買われ、原油上昇による資源関連も買われました。
パルプ・紙、サービス、陸運はなどは冴えない動きとなりました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げて上昇。5日と25日移動平均線に挟まれる形で下髭の方が長い陰線でした。
1月から続くレンジ相場の範囲で煮詰まり感もあるので権利日以降から大きく動きだす準備と言えそうです。
まとめと注目銘柄
いよいよ明日に迫った権利確定日。権利日以降は次の業績への期待に向け銘柄が物色される形となります。
地政学リスクなどやや不安定になっているのと、各国の中央銀行の政策金利の見通しなど、新年度以降も神経質な展開と予測します。
インバウンド関連は強く半導体関連も然り、引き続き注目となります。
正興電機(6653)はトレンドが続いており注目してみましょう。
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