目次
東証市場概況
2023年3月27日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+91円62銭(+0.33%)の27,476円87銭でした。
前週末の米国市場が金融不安が後退したため上昇。日本市場もその流れを受け反発となりました。
節目の27,500円に乗せる場面もありましたが、上値では利益確定の売りに押されるなどしましたが、配当狙いの買いに支えられました。
商船三井など海運株やファーストリテイリングなどは堅調で、PBR1倍超えまで自社株取得を継続すると発表の岡三証券はストップ高となるなど、個別では大きく買われる場面もありました。
先週堅調だった東京エレクトロンなどは一服感から利益確定に押され、銀行株もやや軟調に終わるなどしました。
米国市場情報
米国24日のダウは反発しました。
NYダウ 32,237.53 (+132.28 +0.14%)
S&P500 3,970.99 (+22.27 +0.56%)
ナスダック総合 11,823.96 (+36.56 +0.31%)
週末の米国市場は取引開始時は欧米の金融機関不安によりマイナス圏へ沈む場面もありましたが、ユナイテッドヘルスなどのディフェンシブ関連株や長期金利低下によるハイテク株の買い戻しなどで3指数揃って上昇しました。
3月最終週で月末を迎える今週は、週末の金曜にPCEデフレータなどの発表を控えています。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆2884億円、売買高は9億6649万株でした。
東証プライムの値上がり株は1239、値下がり株は515、変わらずは82でした。
陸運、卸売、ゴム製品、不動産、医薬品、空運のど内需、インバウンド、ディフェンシブなどが買われました。
銀行、鉱業、電気・ガスなどが下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げて上昇。25日移動平均線が上値の意識とされました。
上下に髭が長く、実体の短い陰線で迷いの形といえ、銀行株の動きを見る限りはやや様子見が伺えます。
まとめと注目銘柄
3月最終週で、週末が月末となる今週は権利確定など週後半にかけては変動性が高まることに警戒です。
大きくポジションをとるのは権利落ち日以降から、ディフェンシブのしっかりした銘柄から物色していくといいでしょう。
また日本は3月末の年度末決算など直近で円高傾向にあるため為替の動向も注視する必要があります。
小田急(9007)など直近高値を超えてきたので注目してみましょう。
この記事へのコメントはありません。