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東証市場概況
2023年3月9日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+178円96銭(+0.62%)の28,623円15銭でした。
日米金利差拡大による為替レートが1ドル136円と円安に振れたため本日もリスク選考の買いが入りました。
昨夜のパウエル議長発言は特段のサプライズはなく、米国市場は週末の雇用統計や見極めたい思惑などでまちまちな結果となりました。
日本市場も明日の日銀政策会合やSQ算出日などもたり28,700円台に乗せた後は利益確定に押されました。
この地合いで日本市場の強さが認識されました。レーザーテック、東京エレクトロン、信越化学など半導体関連、そしてインバウンド関連も物色されました。
米国市場情報
米国8日のNYダウは続落しました。
NYダウ平均 32798.40ドル(-58.06 -0.18%)
S&P500 3992.01ポイント(+5.64 +0.14%)
ナスダック 11576.00ポイント(+45.67 +0.40%)
前日のパウエル議長による発言が尾をひき本日もまちまちな相場となりました。本日のパウエル議長発言は特段サプライズはなく、利上げペースは未定と強調しました。
またADP雇用統計も市場予想を上回ったことも、パウエル議長の利上げ見通しを正当化させると判断され下落しましたが、下げ幅は限定的で下値圏では買い戻しの動きも入るなどほぼ横ばいに終わりました。
東証市場概況
東証プライムの売買代金は概ね2兆8607億円、売買高は12億300万株でした。
東証プライムの値上がり株は1432、値下がり株は329、変わらずは74でした。
鉄鋼、海運、パルプ・紙、保険業、銀行、小売など幅広く上昇し、鉱業、ゴム製品の2業種のみ下落のほぼ全面高となりました。
テクニカルでは上下に髭のある陰線で、取引開始直後に28,700円台に到達後は利益確定の売りに押されました。
11/24の高値を超え、9/14の高値ラインにさしかかりました。10/3と1/4の安値からみるとダブルボトムような形になり、短期の利益確定をこなしながら、29,000円に挑戦するかがポイントです。
まとめと注目銘柄
連日の日本市場は強いの一言で、メジャーSQに伴う空売りの買い戻しや、円安などもありますが、過熱感は否めません。
高値圏では利益確定の売りもありますが、日銀会合で現状維持だとした場合、大きく売り込まれる要因もなく、米国の利上げも一時的に変動性を高めていますが織り込みが進むと再度上昇トレンド復帰とみています。
半導体関連は強く値頃感もあるので注目でSUMCOなども注目してみましょう。
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