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東証市場概況
2023年3月3日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+428円60銭(+1.56%)の27,927円47銭でした。
米国市場の上昇の流れを受け日本市場は買いが先行、終日堅調な動きのまま節目の28,000円を目指す形になりました。
上値では28,000円が意識されましたが空売りの買い戻しも入るなどし、上げ幅を400円超としめした。
米国FRBによるハト派寄りの発言、中国の経済活動への期待などからハイテク株から景気敏感と幅広い業種が買われました。
今夜の米国PMIの結果次第ですが、来週は9日にメジャーSQがあり週後半にかけて変動性が高まりそうです。
米国市場情報
米国2日のNYダウは続伸しました。
NYダウ平均 33,003.57 (+1.05% +341.73)
ナスダック総合 11,426.98 (+83.50 +0.73%)
S&P500 3,981.35 (+2.96 +0.76%)
2日の米国市場はFRB高官の発言が先行きの利上げ停止を示唆する内容だったことを受け米国市場は3指標揃って上昇しました。取引序盤は失業保険申請数が労働市場が逼迫している結果で利上げ加速が懸念されましたが、アトランタ連銀総裁がデータ次第では夏ごろに利上げ停止を言及したことが投資家心理をポジティブにさせました。
米国2年・10年・30年と米国債下落により金利が4%台へ突入しましたが、先行きの不確実性不安がやや解消されたため株式市場に買いが入りました。
顧客管理のセールスフォースがアナリスト判断引き上げのためNYダウ指数を150ドル超も押し上げたことで、NYダウは幅のある上昇となりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆2500億円、売買高は12億6864万株でした。
東証プライムの値上がり株は1479、値下がり株は279、変わらずは77でした。
精密機器、医薬品、鉱業、医薬品、化学、小売など景気敏感から内需、素材、ディフェンシブと幅広い業種で買われました。
空運、紙・パルプ、保険業の3業種のみ下落のほぼ全面高に近い形となりました。
テクニカルでは前日の実体から上に離れて取引開始。短い上下に髭のある長い陽線で買いの強さが現れました。
ボリンジャーバンドの2σを超え、外部要因がネガティブなものにならなければ上昇トレンド入りとなりそうです。
まとめと注目銘柄
米国金利不安がやや払拭されたことで株式市場に追い風が吹きました。またカナダ中銀も利上げ減速を示唆するような内容が好感され、世界的に利上げ減速の流れになりました。
短期的には25BPの利上げを想定しており、ターミナルレートも5.25〜5.75%の範囲におさまれることが織り込まれるなら株式市場には大きな影響はないのかと言えます。
DXやAI関連などは注目されており、エクサウィザーズなども反転したタイミング狙ってみるのも面白そうです。
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