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東証市場概況
2023年3月2日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-17円66銭(-0.06%)の27,498円87銭でした。
米国長期金利が4.0%台に到達したことで米国市場はまちまちな流れのなかでも底堅さを意識する動きに。日本市場もドル円が136円ということもあり買いが先行して始まりました。
前月から続き方向感のないまちまちな流れは継続しましたが、下値では値頃感から下値を拾う動きもあり底堅く取引を終えました。
米国市場情報
米国1日の米国市場はNYダウのみ上昇のまちまちな動きでした。
NYダウ平均 32661.84ドル(+5.14 +0.02%)
S&P500 3951.39ポイント(-18.76 -0.47%)
ナスダック 11379.48ポイント(-76.06 -0.66%)
取引開始後に発表されたISM製造業景気指数が市場予想と基準の50を下回る47.7に。インフレ鈍化は示しましたが、前回よりも僅かに上昇。利上げを警戒するほどの結果ではありませんでしたが、仕入れ価格の指数となる投入価格指数が約半年ぶりに50を上回る51.3となったことで米国10年長期金利が上昇。一時4.0%台に突入するなどし株価3指標を下押しとしました。
明日の未明には雇用関連と、週末はサービス業PMIの発表と結果を見極めたいことで方向感のない様子見に近い相場となりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6817億円、売買高は11億1647万株でした。
東証プライムの値上がり株は759、値下がり株は989、変わらずは87でした。
鉄鋼、非鉄金属、海運、陸運、パルプ・紙、空運など配当銘柄と素材から旅行関連が買われました。
電気・ガス、銀行、証券などは下落しました。
テクニカル的には前日の高値と安値は切り上げ形では上昇ですが、レンジは先月からの範囲内といえます。
一目均衡表の基準線や25日移動平均線にサポートされるなどわかりやすい相場ですが、大きく動きような材料もないため全体相場は掴みにくいといえます。
明日は週末要因もあり午前は変動性に警戒しましょう。
まとめと注目銘柄
先月から継続してヨコヨコ相場な日本市場。全体では動きにくいですが、個別では増配や上方修正を手がかりとした形で大きく動いている銘柄もあります。
3月末の配当株を意識した買いは継続すると思われるので、まずは配当株をメインに物色。
エアトリも前日に増収の予想を発表し本日大きく買われるなど旅行関連も引き続き注目です。
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