東証市場概況
2023年2月6日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+184円19銭(+0.67%)の27,693円65銭でした。
前週末の米国市場は3指標揃って下落しましたが、日米金利差拡大の思惑で円安に振れたことで、日経先物が上昇し本日の日本市場も輸出株を中心に買われ4日続伸となりました。
米国ナスダック指数が下落したことで、国内グロース株のレーザーテックや東京エレクトロンなど半導体関連株が売られました。
また日銀総裁の後任に雨宮副総裁に打診とのニュースもあり、円安が継続との思惑もあり日本市場を後押ししました。
米国市場情報
米国3日の米国市場は下落しました。
NYダウ平均 33,926.01ドル(-127.93 -0.38%)
S&P500 4,136.48ポイント(-43.28 -1.04%)
ナスダック総合 12,006.96ポイント(-193.86 -1.59%)
前週末の米国市場は非農業部門雇用者数が市場予測を大幅に上回り、労働市場の活況により強い経済回復が意識、FRBによる長期利上げが懸念され下落、利益確定の売りも重なりました。
長期金利上昇につながるとの思惑でグロース株などが売られナスダック指数は幅のある下落となりました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆174億円、売買高は13億1554万株でした。
東証プライムの値上がり株は1223、値下がり株は540、変わらずは73でした。
卸売、鉱業、石油・石炭、海運が2%超の上昇でした。
銀行が利益確定に押され、電気機器、空運なども売られました。
テクニカルでは前日の高値と安値を飛び越えて上昇。上下に髭のある陰線で高値では利益確定に押されましたが、連日抵抗となっていま節目の27,500円は突破しました。
また明確に75日移動平均線が200日線をゴールデンクロスしました。利益確定をこなしなが、上昇トレンドが発生するか注目です。
まとめと注目
前週末の米国市場が3指標下落しましたが、日本は日銀の後任候補が打診されたことでややリスクオンとなりました。また週末に1ドル131円台へ円安に振れたことも輸出株の買いにつながりました。
今週はトヨタ自動車など主力株の決算がピークにやることで、全体相場はまちまちと予想されますが、決算を終えた銘柄から徐々に参入するタイミングを伺うのもよいでしょう。
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