目次
東証市場概況
2023年1月26日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-32円26銭(-0.12%)の27,362円75銭でした。
米国市場がまちまちな動き、日本市場も1000円ほど上昇したタイミングもあり利益をかためる動きとなり下落しました。
朝方は買いが先行しましたが、すぐさま売りを浴びせられましたが、下値は限定的で昨日に続き日本市場の底堅さを認識した相場でした。
決算相場らしく個別では大きく買われている銘柄もありましたが、全体ではドル円レートが1ドル129円台にシフトしたことで輸出株などは売られました。
日米共に主力企業の決算、今夜の米国はGDPなどの重要な経済指標の発表を控えているので明日の日経市場にどのような影響与えるのか注目です。
米国市場情報
米国25日の米国市場はNYダウのみ続伸のまちまちな結果となりました。
NYダウ平均 33,743.84ドル(+9.88 +0.03%)
S&P500 4,016.22ポイント(-0.73)
ナスダック総合指数 11,814.69ポイント(-31.96 -0.27%)
GAFAMの一つマイクロソフト決算が嫌気され寄りに急落したことなどナスダックがまちまち結果となりました。
NYダウも一時460ドルほど下落しましたが、決算シーズンであることで一方的にポジションを傾けることはなく、売り一巡後は下げ幅を縮めながら取引を終えました。
今夜はGDP、個人消費、明日はPCEデフレータなど相場の変動性に注意しましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4657億円、売買高は9億8370万株でした。
東証プライムの値上がり株は761、値下がり株は966、変わらずは109でした。
不動産、精密機器、その他製品、水産農林など景気敏感から内需が買われました。
海運シェア1位・2位の海外海運大手2社が船舶共有提携解消でコンテナ運賃競争が警戒され海運は大きく下落しました。
テクニカルでは前日の高値と安値を切り上げて取引開始。
ボリンジャーバンドの2σと一目均衡表の先行スパン2に支えられる形で取引をおえました。
利益確定をこなしながらも底値は堅いことを見せつけた日本市場ですが、27,500円を超えるかが今後のトレンド継続のポイントとなります。
まとめと注目銘柄
本日も底堅さをみせつけた日本市場、週後半にかけて神経質な展開としていたので利益確定と下値をひろう動きのバランスがよい相場といえます。
本日決算の信越化学工業(4063)は通期経常利益を4.1%上方修正しました。
また株式も5分割することが決定し、個人投資家の参入がさらにしやすくなりましたが、個人投資家が増えることを嫌う大口投資家がどのように反応するのか懸念材料になります。
前日決算だったサイバーエージェントは業績面では芳しくありませんでしたが、株主優待導入で大きく売り込まれることもなく、一目均衡表の雲を抜けたところで下げ止まっています。トレンドが変わる可能性があるので注目してみましょう。
2月2日に決算を控える三菱電機(6503)は2021年6/7の高値1817円を最後に長期の下落トレンドですが、一目均衡表および長期の200日移動平均線を突破してきました。
パワー半導体関連など日本を代表する企業でもありますので2/2の決算を確認してからエントリーするのも良いかもしれません。
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