東証市場概況
2023年1月23日の東証市場は続伸。
日経平均株価は前日比+352円51銭(+1.33%)の26,906円04銭でした。
前週末の米国市場を引き継ぎ日本市場はリスク選考で買いが優勢、節目の27,000円付近まで上昇しました。
2業種以外上昇のほぼ全面高となりましたが、薄い売買代金など少し気になる点を残しながら取引を終えました。
ファーストリテイリングなどの主力大型株や東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体主力株もしっかり買われました。
今週より本格化する国内企業決算、個別銘柄を中心とした銘柄物色となりそうです。
米国市場情報
米国20の米国市場は反発しました。
NYダウ平均 33,375.49ドル(+330.93 +1.00%)
S&P500 3,972.61ポイント(+73.76 +1.89%)
ナスダック総合指数 11,140.43ポイント(+288.16 +2.66%)
前週末の米国市場はアルファベット(Google)、ネットフラックスなどIT、ハイテク株を中心に4日ぶりに反発しました。
アルファベットは人員削減計画発表が好感され上昇、ネットフリックスは前日決算で料金プランの見直しなどで新規会員数が予想よりも上回ったことで上昇しました。
3指標そろって上昇しましたが、先行きの景気後退に対する不確実性は根強く、中央銀行の利上げスタンスの発言など継続してウォッチする必要があります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆3190億円、売買高は9億7748万株でした。
東証プライムの値上がり株は1563、値下がり株は226、変わらずは48でした。
鉄鋼、機械、化学、電気機器など景気敏感や素材が買われました。
電気・ガス、保険業のみ下落のほぼ全面高となりました。
テクニカルでは前週末から大きく窓をあけて取引開始。下髭の長い陽線で1/18からの持ち合いを上抜けしました。
一気にボリンジャーバンドの2σに到達、その後は一目均衡表の基準線に上値を抑えられました。
節目の27,000円に挑戦する形となりましたが、一目均衡表の基準線、先行スパン2の雲があり抵抗が予想され、国内企業の決算相場など神経質な形といえそうです。
ドル円レートが1ドル130円付近で安定したことでややリスクオンムードなりました。
前週末でも解説しましたが、今週からの業績発表に関しては、直近の為替変動などで先行きの見通しを注意深くウォッチする必要があります。
想定レートが1ドル125〜135円のレンジ内ならひとまず織り込み済みといえそうで、輸出関連などの決算は少し警戒するようにしましょう。
銀行関連も利益確定に注意。
明日は日本電産、ディスコなど日本のハイテク企業決算が予定されています。
バリューコマースなど長い下落トレンドから底打ちのサインがありますので、 ウォッチしてみましょう。
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