東証市場概況
2023年1月17日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+316円36銭(+1.23%)の26,138円68銭でした。
米国市場休場、日本市場は前日の下落にやる自主反発や空売りの買い戻し、欧州株高と円安基調などで節目の26,000円を復帰しました。
もっとも上げ幅は限定的で、26,200円付近では手がかりの少なさと明日発表される日銀金融政策決定会合の警戒感から戻り待ちの売りを浴びせられました。
前日まで軟調だった自動車や海運などの輸出関連や景気敏感系が買われました。
米国市場情報
米国市場は休場でした。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆4622億円、売買高は10億6500万株でした。
東証プライムの値上がり株は1366、値下がり株は391、変わらずは391でした。
輸送用機器、海運、電気機器、不動産業、非鉄金属、その他金融、化学など景気敏感から素材系、金利敏感株などが買われました。
銀行が本日も利益確定に押され、空運、陸運、電気・ガス、医薬品が下落しました。
テクニカル的には前日から高値と安値を切り上げ上昇。5日移動平均線が抵抗となり、一目均衡表の転換線をまたぎ取引をおえました。
昨日の解説で懸念した1/4の安値を割ることはなく、明日以降から堅調な相場となれば日本市場はトレンド転換したと言えるでしょう。
いよいよ明日にせまった日銀の金融政策決定会合。結果が出るのは昼間ですが、結果次第で今後の物色銘柄にも関わるの注目が集まります。
本日の業種別でみても、金利修正にやり恩恵を受けやすい銀行株が本日も売られ、円安でメリットを受けやすい輸送関連などは買われました。
市場は明日の日銀会合を警戒していますが、副作用のチェックなど今後の修正が織り込んでいることも考える必要があります。
サプライズもなく現状維持なら直近で下げの強かった自動車などの輸出関連が反発することも否定できません。
さらなる修正案が出た場合でも銀行関連は利鞘改善から買い直されやすいといえますが、市場が織り込んでいた場合は変動性にも警戒が必要です。
いずれにせよ明日の昼には結果がわかるので、景気敏感および金利敏感のどちらも物色するようにしましょう。
円高により原材料コストの低下の恩恵を受けやすい食料品や輸入関連など物色してみましょう。
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