東証市場概況
2022年12月30日の東証市場は横ばいでした。
日経平均株価は前日比+83銭(+0.00%)26,094円50銭でした。
米国市場3指標そろった上昇により日本市場も買いが先行しました。米国長期金利上昇一服によりハイテク株が買われナスダックが他の指標より大きく上昇しましたが、日本国内の東京エレクトロンなどの半導体株の一角は軟調な結果となりました。
海運や銀行などは堅調な動きとなり、2022年大納会の取引は横ばいの形で終え、節目の26,000円をキープして終えました。年初から約10%下落した2022年の日本市場、2023年はどんな市場になるのか注目です。
米国市場情報
米国29日の米国市場は反発しました。
NYダウ平均 33,220.80ドル(+345.09 +1.05%)
S&P500 3,849.28ポイント(+66.06 +1.75%)
ナスダック総合指数 10,478.09ポイント(+264.80 +2.59%)
前日の幅のある下落および年末のポジション整理の買い戻しなどにより3指標そろって反発しました。
この日発表された米国新規失業保険申請数と失業保険継続受給者数が前回と市場予想を上回り増加。金融引き締めが労働市場の弱い動きに繋がったとみられました。
直近大幅に下落していたテスラ株の下落が一般したこともナスダックの上昇につながりました。
依然米国経済の先行き不安は根強く変動性の高まる相場に注意が必要です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は本日も薄く概ね2兆1399億円、売買高は8億8180万株でした。東証プライムの値上がり株は895、値下がり株は843、変わらずは100でした。
海運、銀行、小売、ガラス・土石、保険、不動産と景気敏感から金融、内需、素材の一角が買われました。
テクニカル的には取引開始時は上放れして買いが先行。高値と安値を切り上げて上昇しましたが、上下に髭のある大きな陰線で、年末年始休暇のため引けにかけて利益確定の売りに押された形となりました。
前日の解説でも需給関係により変動性に注意と解説していたので想定の範囲内でしょう。
明日の米国市場の結果次第で2023年のスタートがほぼ決まるでしょう。
ナスダックはこの一年で約33%下落と弱気相場入りで来年も景気後退から弱気相場継続または織り込みすみから底入れするなど意見がわかれていることもあり、方向感がつかみにくいですが、空売り比率が自然と高まるポートフォリオになるかもしれません。
実際は2023年にならないとわかりませんが、1月中旬にある日銀会合など今後の日本の政策金利に関しても注目が集まります。
日銀の出方次第では今まで割安で放置されていた銀行株、とくに地銀など注目してみる価値はありそうです。
AI、DXなど中長期的に狙いたい銘柄など紹介していきます。
2023年は日経平均30,000円を期待して、本年最後の日経概況を終えたいと思います。
本年もありがとうございました、来年もよろしくお願いします。
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