東証市場概況
2022年12月22日の東証市場は反発しました。
日経平均株価は前日比+120円15銭(+0.46%)の26,507円87銭でした。
前日までの急落による自主反発や買い戻しにより小幅に反発しました。
また米国市場も大幅に続伸したことも投資家心理を好転させました。
上げ幅は200円近くまで上昇しましたが、心理的な節目の26,500円はなんとか維持しましたが、薄い売買代金などをみると強い反発とは言い難い印象です。
前日まで売りが強かった不動産や輸送機器関連が買われ、海運や銀行も強い動きとなりました。
水を差す感じにはなりますが、まだ積極的に大きな買いポジションをもつタイミングではないことは念頭に入れましょう。
米国市場情報
米国21日の米国市場は続伸しました。
NYダウ平均 33,376.48ドル(+526.74 +1.60%)
S&P500 3,878.44ポイント(+56.82 +1.49%)
ナスダック総合 10,709.37ポイント(+162.26 +1.54%)
米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数が市場予想を大幅に上回る108.3となり過度な景気後退懸念が和らぎました。
またナイキやフェデックスの決算結果も好感されたことが米国株式市場の3指数そろった上昇を後押ししました。
今夜の米国市場はGDP、明日はPCEコアデフレータの発表、週明けはクリスマス休暇と取引参加者減および経済指標など週末にかけては神経質な展開に注意しましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5626億円、売買高は11億5083万株でした。東証プライムの値上がり株は1431、値下がり株は337、変わらずは70でした。
不動産、海運、鉱業、銀行、輸送用機器、水産・農林など内需から景気敏感、金融系が買われました。保険は利益確定で下落しましたが、32業種が買われるほぼ全面高となりました。
テクニカル的には前日の高値と安値におさまる持ち合い。前日までの1500円を超える下落幅の割に戻りは限定的で、下げ止まりのようにみえてさらに深い調整に警戒が必要です。
前日に続き銀行株は一時的に利益確定の売りに押されましたが、やはり堅調な動きとなりました。
中長期的には押し目のタイミングで継続して参入するもの良いでしょう。前々日に紹介した銀行株を注目してみましょう。
ほかの業種も値頃感もありますが、MonotaRO(3064)など注目してみるのも良さそうです。
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