東証市場概況
2022年12月8日の東証市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-111円97銭(-0.40%)の27,574円43銭でした。
本日の日本市場も米国市場のまちまちな動き、欧州市場の全面安を受け、リスク回避の売りが先行しました。
売り一巡後も主力株を中心に軟調な動きとなり、中国のゼロコロナ政策緩和による経済活動の期待から香港市場が堅調になったことを受け、日本市場は下げ幅を縮小させながら取引を終えました。
米国の金融引き締めによるリセッションが懸念される中、メジャーSQ、米国PPI発表を前にリスク回避ムードとなりました。
米国市場情報
米国7日の米国株式市場はまちまちな結果となりました。
NYダウ 33,597.92ドル(+1.58 +0.00%)
S&P500指数 3,933.92ポイント(-7.34 -0.19%)
ナスダック総合指数 10,958.55ポイント(-56.34 -0.51%)
FRBによる金融引き締めによる影響の不透明感が強く、まちまちな結果となりました。
今週末のメジャーSQ、米国PPIなどがあり、 PPIの結果を見極めたい思惑もあり値動きが荒くなっております。
そして来週はFOMCにCPIなど、不確実性が高い状況となり、やや様子見が続くと思われます。
東証市場概況
東証プライムの売買代金は概ね2兆6996億円、売買高は10億9111万株でした。東証プライムの値上がり株は630、値下がり株は1096、変わらずは110でした。
海運が上昇率一位を筆頭に、医薬品、卸売、金属製品、食料品、陸運、小売など総じて内需系がおもに買われました。
テクニカル的には前日の高値と安値を切り下げ下落トレンド継続。一時的に75日線を割り込み27,500円を下回りましたが、一目均衡表の先行線2で下げ止まり反転しました。
前日に一目均衡表の基準線を割り込んだことで下げ圧力が強まりましたが、長い下髭を残した陰線で、下げ止まったように見えますが、警戒する位置にあることは念頭におきましょう。
ボリンジャーバンドの傾きも変わり、明日以降一目均衡表の先行線2と75日移動平均線にサポートされるかがポイントで、このサポートラインを割り込むとさらに下落が加速するおそれがります。
あらたなポジションをたてるよりは観望する戦略が得策で、来週のFOMCなどの主要イベント通過後にむけて資金を温存するほうが良いでしょう。
中小型株などは割安感もあり、エクサウィーズ(4259)など押し目を作った形で、反転したタイミングで参入してみるのもよいかもしれません。
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