東証市場概況
2022年11月28日の東証市場は続落しました。
日経平均株価は前日比-120円20銭(-0.42%)の28,162円83銭でした。
先週末の米国市場のまちまちは動き、中国のコロナウィルス動向など、日本市場も利益確定の売りに押されました。
ナスダックの下落を受け東京エレクトロンやSUMCOなど国内半導体関連が売られました。
下げ幅は限定的で、今週は米国の雇用統計などの経済指標関連や、パウエル議長講演など数多く予定されており一方的に売り込まれることはありませんでした。
金融引き締めが緩む期待は継続していますが、一旦利益確定が入ってもおかしくはなかった相場なので想定内と言えるでしょう。
米国市場情報
米国25日のNY市場は続伸しました。
NYダウは34,347.03ドル(+152.97 +0.45%)
S&P500は4,026.12ポイント(-1.14 -0.03%)
ナスダックは11,226.36ポイント(-58.96 -0.52%)
エネルギーや、銀行などがダウを支えNYダウのみ上昇のまちまちな動きとなりました。
感謝祭明けで時短取引もあり、取引参加者は少なく、本格的に株式市場が始まる今週以降に注目が集まります。
ハイテクやIT株が売られ、ナスダックは下落しました。
今週は11/30に雇用統計やGDPの発表、12/2は失業率などの重要な経済指標が数多く予定されており、一進一退の動きとなることが予想されます。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5582億円、売買高は11億3276万株でした。東証プライムの値上がり株は507、値下がり株は1272、変わらずは58でした。
ゴム製品が上昇率一位、陸運・空運もインバウンド期待から上昇しました。
テクニカル的には5日移動平均線、ボリンジャーバンド1σ、一目均衡表の転換線と支えと意識されるポイントに全て支えられ取引を終えました。
上値の抵抗が意識されるポイントがなく、大きく暴落するような要因も今のところ見当たらないので、一旦利益確定の調整して後の反転後の上昇トレンドに期待したいところです。
インバウンド期待による陸運や空運は継続して注目。半導体はもちろん銀行株も活気づいてきたので、現在の過熱感がおさまり次第参入するのもよさそうです。
大垣共立銀行(8361)なども注目してみましょう。
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