東証市場概況
2022年11月24日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+267円35銭(+0.95%)の28,383円09銭でした。
日本市場が祝日をはさんでいる間に米国市場が大幅に上昇したことで、日本市場も投資家心理が好転、続伸しました。
FOMC議事要旨が利上げペースを緩める意見が多数をしめ、金融引き締めへの懸念が後退しました。
ナスダックおよびSOX指数の上昇で国内の半導体セクターも買われました。
また日米の金利差縮小で、円高傾向となりましたが、影響は限定されました。
引け間際では米国の感謝祭とブラックフライデーなどで利益確定に押されましたが、一時的に28,500円を超えたことは前向きに捉えていいでしょう。
米国市場情報
米国23日の米国市場情報は続伸しました。
NYダウ平均は34,194.06ドル(+95.96 +0.28%)
S&P500は4,027.26ポイント(+23.68 +0.59%)
ナスダック指数は11,285.35ポイント(+110.91 +0.99%)
日本市場休場中に米国市場は大幅に上昇。本日の米国市場も、朝に発表された雇用関連指数およびPMIなどがまちまちな結果を受け、株買いが加速しました。
またFOMC議事録も公表され、FOMCの多数が利上げを緩めることが適切としたことも好感され底堅い相場となりました。
感謝祭、ブラックフライデーなどで積極的に上値を追う展開にはならず、様子見が広がりました。
12月の利上げも0.5%の思惑、さらに来年以降も利上げが減速するとの見方が強く、米国市場の強気相場の継続に期待がかかります。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆3349億円、売買高は13億1110万株でした。
東証プライムの値上がり株は1534、値下がり株は248、変わらずは54でした。
海運、卸売、銀行、保険、その他金融など景気敏感から金融関連が大きく買われました。
輸送機器、ゴム、石油・石炭は下落しました。
テクニカル的には前日の終値を飛ばし、ボリンジャーバンドの2σにつかまり上値を抑えられました。上髭の長い陽線で節目の28,500円では米国市場の休場などで様子見が広がった模様です。
短期的な利益確定の売りには警戒が必要ですが、11/11,14の高値を超えたことはポジティブ材料です。
週明け以降、9/12,13の抵抗となる28,680円付近まで挑戦するかがポイントです。
全体的にバランスよく買われましたが、コロナ第8波および日米金利差縮小による為替から輸出株は少し警戒するようにしましょう。
半導体セクターは継続して注目、化学では扶養化学(4368)などトレンド転換したのでチェックしてみましょう。
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