東証市場概況
2022年10月25日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+275円38銭(+1.02%)の27,250円28銭でした。
米国市場続伸の流れを受け、日本市場も買いが先行して取引開始。米国長期金利は4%と高止まりしていますが、上がり幅に一服感があるのとFRBによる利上げを緩める期待など、日本市場も楽観的なムードとなりました。
上げ幅は一時350円を超えましたが高値圏での警戒、継続してトレンドが続くかの疑念などで利益確定をはさみながら取引を終えました。
米国市場情報
米国24日の米国市場は続伸しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比+417.06ドル(+1.34%)の31,499.62ドルでした。
S&P500は前日比+44.59ポイント(+1.19%)の3,797.34ポイント
ハイテク関連ナスダック総合指数は前日比+92.98(+0.86%)の10,952.61でした。
先週末に続き、米国主要企業決算により好業績を期待した買いが先行。序盤は利益確定の売りに押されてましたが、安値圏では買い戻しも入りました。
インフレおよび金融引き締めを行っている中でも、企業業績は予想以上に悪化していないことも投資家心理を改善。
またFRBによる利上げもタカ派が緩むとの期待もあり、NYダウは引けにかけ上げ幅を拡大。一時500ドルまで上げ幅を広げました。
VIX指数も30ポイントを下回りました。
今週に発表されるGAFAM決算に株式市場は注目している決算相場で、トレンド継続なるかが注目です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7990億円、売買高は10億4008万株でした。東証プライムの値上がり株は1353、値下がり株は406、変わらずは78でした。
海運、石油・石炭、ゴム製品、電気機器など、景気敏感から素材系が大きく買われ、水産・農林など内需の一角まで買われるなど、33業種すべて上昇の全面高となりました。
テクニカル的に5日移動平均線を支えに、200日移動平均線および10/19の高値付近で上げ幅を抑えられました。
高値と安値を切り上げて上昇し、上下に髭のある陽線となりました。
200日移動平均線を抵抗に上値は重いと予想していましたが、決算以外で買い材料のないなか積極的に上値を追う動きになりにくい印象です。
トレンドが継続出来ず、売りに転じる場合は25日移動平均線に支えられるかがポイントとなります。
ゴム製品は利益確定の売りに注意。出遅れ感が否めない、非鉄金属やパルプ・紙などに注目してみましょう。
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