東証市場概況
2022年10月6日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+190円77銭(+0.70%)の27,311円30銭と4日続伸しました。
本日の日本市場も主力の値がさ株を中心に買いが優勢し、節目の27,000円に支えられ堅調なまま取引を終えました。
ただ上値は限定的で前日のブログでの解説通り抵抗となる指標が密集する価格帯では利益確定に押されました。
昨夜の米国市場はADP雇用統計とISM非製造業景気指数が市場予想を上回り、前半の取引では大幅に下落しました。引けにかけては売られすぎからの反発で戻りは強い相場でした。また時間外の米国株先物指数の上昇も追い風になったことで、日本市場も日経先物主導により買われました。
米国市場情報
米国5日の米国市場は反落しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比-42.45ドル(-0.14%)の30,273.87ドルでした。
S&P500は前日比-7.65(-0.20%)の3,783.28でした。
ハイテク関連ナスダック総合指数は前日比-27.77(-0.25%)の11,148.64でした。
米国朝に発表されたADP雇用統計とISM非製造業景気指数が市場予測を上回り、FRBによる金融引き締めを前向きにすると懸念され、朝方は売りが先行し節目の3万ドルを割り込みました。
売り一巡後は、売られすぎと市場は捉えリバウンドを期待した買い直しも入り、下げ幅を縮めながら取引を終えました。
週末の失業率などの雇用レポートおよび来週から本格化する決算など、週後半にかけ神経質な動きに注意しましょう。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆7186億円、売買高は11億3943万株でした。東証プライムの値上がり株は1338、値下がり株は414、変わらずは84でした。
原油先物価格上昇により鉱業が上昇率一位、電気機器、海運など景気敏感株も買われました。不動産、卸売などの内需の一部、ガラス・土石、ゴム製品など素材系などバランスよく買われました。精密機器、小売、食料品、電気・ガスなどは売られました。
テクニカル的には高値と安値を切り上げたので上昇トレンド継続。抵抗と意識される25・75・100日移動平均線、一目均衡表の先行線2と雲と前日のブログで解説した通り、抵抗にあい上値を抑えられました。
上昇トレンド継続とするには、これらの指標が密集する価格帯を超えるかがポイントです。
米国の利上げ不安は再燃していますが、米国は決算も本格化していき決算相場になりつつあります。
国内も小売を中心に決算が発表されています。本日の決算で2023年2月連結決算にて上方修正と増配を発表した繊維製品の三陽商会(8011)などトレンドが変わる可能性がありますので要注目です。
ほかマヨネーズ大手のケンコーマヨネーズ(2915)なども上昇トレンド中で、押し目のタイミングで参入してみる価値はありそうです。
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