(最終更新日:2022.08.5)

2022年8月4日の株式市場概況

東証市場概況

2022年8月4日の東証市場は続伸しました。

日経平均株価は前日比+190円30銭(+0.69%)の27,932円20銭でした。

米国市場の上昇の流れを受け買いが先行し取引がスタートしました。一時節目の28,000円を超えましたが、連日お伝えしていますように強い売り圧力に跳ね返されましたが、大きく売り込まれることもなく取引を終えました。

米国SOX指数が上昇したことで、東京エレクトロンやディスコなどの半導体関連銘柄が買われました。

注目されていたトヨタ自動車の決算では原材料高により前期比17%の減益としましたが、円安基調が続くと想定することで純利益を当初の予想より上方修正することになりました。

日本市場では投資家心理的には上向きへと感じられますが、明日の米国雇用統計の発表を控え様子見が強い相場になりました。

米国市場情報

米国時間8/3米国市場は反発しました。

NYダウ工業株30種平均は前日比+416.33ドル(+1.29%)の32,812.50ドルでした。

S&P500は前日比+63.98ポイント(+1.56%)の4,155.17ポイント

ハイテク関連ナスダック指数は前日比+319.40ポイント(+2.59%)の12,668.16ポイントでした。

米国ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る56.7と米国景気の底堅さが認識され株式が買い直されました。

長期金利も一服したことも、アップルなどのハイテク関連の買い直しにつながりました。

ペロシ下院議長の台湾訪問による米中関係に対する懸念は和らぎましたが、引き続き中国に対しては注目して動向を見守る必要があります。

東証市場情報

東証プライムの売買代金は概ね2兆8994億円、売買高は12億9504万株でした。東証プライムの値上がり株は1012株、値下がり株は739株、変わらずは87株でした。

海運株を筆頭に、利益確定の売りに押されていた医薬品が買われました。

テクニカル的には前日の終値より上離れしてスタート。上下に髭があり実体が小さい十字架を形成、迷いの形で週末をはさみ週明け以降28,000円を挑戦するかがポイントです。

7月中旬以降、米国のSOX指数の上昇により精密機器、半導体関連などが動き出しているので、米国の利上げに注意しつつも物色する価値はあるでしょう。

明日は週末前もあり午前中はポジション整理や利益確定の売りに押され午後からは様子見相場が予想されます。

長く下落が続いていたGSユアサなど注目してみましょう。

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