東証市場概況
2022年7月29日の東証市場は反落しました。
日経平均株価は前日比-13円84銭(-0.05%)の27,801円64銭でした。
米国市場3指標そろった上昇により、今朝の日経は買いが先行しましたが、すぐさま売りに押されました。一時的に28,000円に到達しましたが、戻り待ちの売りや週末&月末要因もあり前日のブログで解説したように方向感のない動きになりました。
米国長期金利2.6%台へ低下、1ドル132円と円が急伸したことも輸出株が売りに押され上値が重くなりました。
米国市場概況
米国時間7/28の米国市場は続伸しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比+332.04ドル(+1.03%)の32,529.63ドルでした。
S&P500は前日比+48.82ポイント(+1.21%)の4,072.43ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+130.17ポイント(+1.08%)の12,162.59ポイントでした。
米国第2四半期実質GDPが-0.9%とマイナス成長に。景気悪化による利上げペース緩和への期待から米国市場3指標揃って上昇しました。
GDP発表後、米国10年齢長期金利が2.6%台へ凸にしたことで、高PER株のハイテク株の一角マイクロソフトなどが買われました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆2524億円、売買高は12億9359万株でした。
サービス業を筆頭に、直近押されていた空運や陸運などが買われました。
テクニカル的には5日移動平均線に支えられる形で前日の高値と安値におさまる持ち合いになりました。なかなか方向感がつかめませんが、長期の指標となる200日移動平均線よりは上に位置し来週以降27,500〜27,000円を底値をかためるか注目です。
週足では上昇となり、週明け以降再度28,000円に乗るかがポイントです。
週末と月末が重なった7月、月足でみても6月の月足におさまる形で方向感なく終わりました。決算も本格化していきますが、特に輸出関連に関して円安効果による収益改善が大きいといえます。
米国が利上げペースを緩めるとなるとドル円レートもさらに円高に振れる可能性もあるので、為替に影響を受けやすい自動車などの輸出関連は少し警戒するようにしましょう。出遅れ感があったサービス業は徐々に動きがみられ、7/5に取り上げた日本M&Aセンターホールディングス(2127)は利益が乗ってきたのではないでしょうか。
米国長期金利と2年金利も2.8%台へ低下しているので、バリュー株比率の多い日本株では、引き続きグロース株などは注目です。レーザーテック(6920)など注目してみる価値はあるでしょう。
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