東証市場概況
2022年7月28日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+99円73銭(+0.36%)の27,815円48銭でした。
米国FRB議長による今後の利上げペースによる発言により利上げ加速の懸念が後退、米国市場の上昇の流れを引き継ぎ、東証市場も続伸しました。
取引開始後は節目の28,000円に到達しましたが、達成感と高値への警戒感から利益確定の売りに押されました。また1ドル135円まで円高が進んだことも輸出関連株を中心に売りに押されました。
米国市場情報
米国時間7/27の米国市場は反発しました。
NYダウ工業30種平均は前日比+436.05ドル(+1.37%)の32,197.59ドルでした。
S&P500は前日比+102.56ポイント(+2.62%)の4,023.61ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+469.85ポイント(+4.06%)の12,032.42ポイントでした。
FOMC後のFRBパウエル議長の発言により今後の利上げペース減速を期待した買いで3指標揃って上昇しました。
主要ハイテク企業決算も投資家が予想したよりも結果は悪くなかったこともあり、マイクロソフト7%高など、利上げによる売りが強かったグロース株を中心に買い直しが入りました。
上院での520億ドルにもおよぶ半導体産業への支援が可決し、半導体業界へのさらなる増益が好感されインテルなどの半導体関連が買われました。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね3兆2742億円、売買高は13億7679万株でした。東証プライムの値上がり株は1203株、値下がり株は549株、変わらずは85株でした。
電気・ガスの内需が上昇率一位で、原油先物反発により鉱業や石油石炭株が買われました。
テクニカル的には前日の高値と安値を切り上げ上昇、5日移動平均線を超えトレンド転換と言いたいところですが、底値をかためたとは言い難く、危うい位置にあるといえます。
明日の週末要因と7月取引最終が重なり荒れる相場が予想されますが、週明け以降28,000円に挑戦するか、もしくは調整入りする場合は27,000〜27,200円ぐらいまでは念頭にいれましょう。
昨日のブログでグロース株は注目と解説。午前の取引開始時は買われましたが、すぐさま売りに押され、景気減速への懸念は依然として根強く残っていますが、中長期的には注目銘柄でもあるので物色の手は止めないでおきましょう。
新型コロナウィルスやサル痘ウィルスなど、ここへきて先行きが怪しくなってきましたので、景気に左右されにくい内需やディフェンシブ銘柄なども注目して物色するようにしましょう。
この記事へのコメントはありません。