東証市場概況
2022年7月22日の日経市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+111円66銭(+0.40%)の27,914円66銭でした。
日本国内金利、欧州中央銀行金利ともに想定内の金利水準により利上げへの不安心理が払拭。米国企業の好決算、国内企業の円安による収益向上により投資家心理が強気になり買われました。
朝の取引開始時は連日の急ピッチな上昇で利益確定の売りが先行しましたが、日経先物の断続的な買いにより、日経株もファーストリテイリングなどの値嵩株を中心に買い直されました。
節目の28,000円を目指すかと思われましたが、週末要因や新型コロナウィルスの再拡大などの要因もあり上げ幅は限定的となりました。
米国市場情報
米国時間7/21の米国市場は続伸しました。
NYダウ工業株30種平均は前日比+162.06ドル(+0.51%)の32,036.90ドルでした。
S&P500は前日比+39.05ポイントの3,998.95ポイントでした。
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+161.96ポイント(+1.36%)の12,059.61ポイントでした。
朝方は前日までの続伸で利益確定の売りが優勢でしたが、主要企業の好決算および米国10年長期金利が2.9%台へと低下したため、金利上昇で売られやすいハイテク関連株などに買い直しが入り、3指標揃って上昇しました。
欧州中央銀行が0.5%の利上げなど発表されましたが、株式への影響は限定的でした。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆6252億円、売買高は9億9386万株でした。東証プライムの値上がり株は1014株、値下がり株は712株、変わらずは112株でした。
前日に海運大手3社が業績予想の上方修正を発表したことが好感されたことで海運株が上昇率一位でした。
行動制限は今のところでていませんが、懸念していた旅行関係や空運株などは警戒感から売られました。引き続き警戒するようにしましょう。
テクニカル的にはボリンジャーバンドの2σに支えられる形で高値と安値を切り上げ上昇しました。週明け以降、節目の28,000円を目指すかがポイントになりますが、7営業日続伸と過熱気味のサインもみられてきていますので利益確定売りなどをこなしながら上昇トレンド継続なるかに注目です。
調整のポイントとしては200日移動平均線が横たわる27,500円から27,200円程度をレンジ幅のポイントとして安値が支えられるかウォッチするようにしましょう。
来週は27日にファナックの決算、29日にはソニーグループの決算を控え、28日未明には米国FOMCでの利上げ発表などが予定されております。
決算も本格化していくので注目する企業の決算には目を通すようにしましょう。
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