東証市場概況
2022年7月21日の東証市場は続伸しました。
日経平均株価は前日比+122円74銭(+0.44%)の27,803円00銭でした。
米国市場の好決算による上昇、利上げペース拡大の懸念が和らいだことで投資家心理が改善、取引開始時は利益確定の売りと高値圏での警戒のためまちまちな動きでしてが、午前の引け後の日銀金融政策会合でマイナス0.1%とマイナス金利継続とのことで不確実性が払拭され午後からは上げ幅を拡大させました。
午後には東京での新型コロナウィルスが初の3万人を超える見込みの伝わると旅行関連など一部の銘柄で影響を与えましたが、底値は堅く節目の28,000円を目指す相場になってきました。
米国市場情報
米国時間7/20の米国市場は続伸しました。
NYダウ工業30種平均株価は前日比+47.79ドル(+0.15%)の31,874.84ドルでした。
S&P500は前日比+23.21ポイント(+0.59%)の3,959.90ポイント
ハイテク関連ナスダック指数は前日比+184.50ポイント(+1.58%)の11,897.65ポイントでした。
市場予想を上回る決算により業績悪化への懸念が和らぎ3指標揃って上昇しました。FRBによる急速な利上げ懸念も和らいだことも市場心理をポジティブにしました。
特にハイテク株が相場を牽引、アップルやマイクロソフトなどが買われました。
ネットフリックスの決算発表も好感され動画配信も手がけるウォルトディズニーなども買われました。
NYダウ・S&P500・ナスダックの主力の指数で底入れと判断されますので、トレンドの継続に注目です。
東証市場情報
東証プライムの売買代金は概ね2兆5079億円、売買高は9億7053万株でした。東証プライムの値上がり株は1312株、値下がり株は441株、変わらずは85株でした。
水産・農林の内需が上昇率一位、海運株と精密製品や紙パルプなど景気敏感株から素材系など原油価格の落ち着きなどで買われました。
テクニカル的には上髭のないローソクで強い上昇が伺え、昨日同様ボリンジャーバンドの2〜3σにはさまる形、高値と安値を切り上げたので上昇トレンド継続です。長
期の指標となる200日移動平均線に支えられる形で取引を終えました。本日のみ200日移動平均線で支えられた形ですので、6/7〜9同様その後は下落トレンドも考えられますので油断は出来ませんが、引き続きトレンドに乗れるか注目です。
明日は週末要因による変動性の高まり、特に本日のニュースにもありますように新型コロナウィルスが急ピッチで再拡大していますので、旅行関係やレジャーなどのサービス関係に投資する際は慎重になりましょう。
この記事へのコメントはありません。