(最終更新日:2022.07.14)

2022年7月14日の株式市場概況

東証市場概況

2022年7月14日の続伸しました。

日経平均株価は前日比+164円62銭(+0.62%)の26,643円39銭でした。

米国CPI上昇を受け米国利上げペース加速による株式市場への影響を回避するため、朝は売りが先行して取引スタート。売り一巡後は1ドル138円台と24年ぶりの円安基調により輸出株を中心に買われました。

SOX指数が小幅に上昇したことを受け、このところ下げがきつかった東京エレクトロンなどの半導体の一角にも買いが入り、値幅は400円程度の高値で上げました。

今後の動向など本日もよろしくお願いします。

米国市場情報

米国時間7/13の米国市場は続落しました。

NYダウ平均株価は前日比-208.54ドル(-0.67%)の30,772.79ドルでした。

S&P500は前日比-17.02ポイント(-0.45%)の3,801.78ポイント

ハイテク関連ナスダック指数は前日比-17.15ポイント(-0.15%)

6月CPI前年同月比が市場予想の+8.8%を上回る9.1%で、FRBによる金融引き締めペースの加速を警戒。アメリカ10年金利2.9%、2年債金利3.1%と逆イールドになっていることで金融株なども売られました。

反面景気に左右されにくいメルクやP&Gなどのディフェンシブ銘柄が買われました。

14日の米国もPPIや大手銀行のJPモルガンチェースの決算発表なども控えています。

東証市場情報

東証プライムの売買代金は前日より落ち込み概ね2兆2407億円、売買高は9億7278万株でした。東証プライムの値上がり株は1051株、値下がり株は697株、変わらずは90株でした。

水産・農林などの内需が上昇率一位でした。新型コロナウイルス再拡大で懸念していた空運株などが売られました。

テクニカル的には7/12の高値と安値にほぼ収まる持ち合いで、本日は25日移動平均線をまたぎ取引を終えました。

方向感はつかみにくいことは確かで、本日の動きから相対的に空売り比率が多い海運株などの空売りの買い戻しがあるように、どちらかに動くかわりづらい相場が続きました。ここから更に上昇しても上値の抵抗を予測される下向き75日移動平均線が横たわっていたり、そして来週は3連休で4営業日と少ない商いということもあり動きづらいことは確かです。

足元の個別銘柄では本日3Q決算のファーストリテイリングが2022年8月期決算の営業利益従来予測2700億円から2900億円へ上方修正しました。

明日の株式市場がどのように評価するのか注目です。

 

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